地域医療に貢献できる診療所 父のあと継いで就任 長崎診療所院長・長崎実佳さん

★長崎診療所院長・長崎実佳さん

2016.07.01

長崎実佳医師
長崎実佳医師【拡大】

 北千住駅からバスで10分。下町情緒の残る東京都足立区本木にある長崎診療所は、今回紹介する長崎実佳医師の父、祥佑医師が43年前に開設した地域密着型診療所。あとを継いだ実佳医師は、東大病院や榊原記念病院など、日本を代表する高機能病院で循環器科診療に当たってきたスペシャリスト。

 「昨年父が急逝し、残務整理をするつもりで週2回来ていたのですが、患者さんがいい方ばかりなので、診療所から離れたがたくなってしまって…(笑)」と、院長就任を決意する。

 高校時代は小学校の先生にも憧れて、ギリギリまで悩んだ末に医学部に進んだ。

 「要は“人と触れ合える”仕事に就きたかったんです。その意味で、地域医療に貢献できるここでの診療は、楽しいですね」

 父の代から通う患者の中には、40年来の「常連」もいる。

 「ひとり暮らしの高齢の患者さんが、『寂しいから先生の顔を見に来たよ』なんて言ってくれるんです。すごくうれしいし、でもこれが本来のかかりつけ医の姿だとも思う。処方した薬が合わなければすぐに変えられるし、治療の反応を早く知ることができる。月に1回しか患者さんと会えない大学病院ではできない医療がここではできるんです」

 生死の際(きわ)に挑む循環器医療の最前線で修業し、大学では健康診断や研究にも従事してきた経験が、地域医療に役立てられる環境が整ったのだ。

 「これまでの経験を生かして、ていねいに説明して理解してもらえるよう、コミュニケーションの深い関係を築いていきたい。病気を診るより人を見る医者でありたいんです」と語る実佳医師。地域と医療者がお互いに支え合う、理想的な関係が築かれようとしている。 (長田昭二)

 ■長崎実佳(ながさき・みか) 1972年、東京都足立区生まれ。99年、杏林大学医学部を卒業し、東大医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、榊原記念病院勤務。2007年、東大大学院修了。東大病院勤務を経て15年より現職。現在、東大医学部附属病院特任教員、プリマハム産業医、同健康保険組合顧問医。総合内科専門医、循環器専門医、心臓リハビリテーション指導士、人間ドック健診認定医他。医学博士。趣味は筋トレ。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。