メタボには「肉と野菜と発酵食品」 消化器内科医・梶原由美先生

★消化器内科医・梶原由美先生

2016.09.08

梶原由美先生
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 脂肪肝、メタボは解消できます。カロリーオーバーが原因の脂肪肝の改善には、医学的根拠に基づいた無理のないダイエットが効果的です。

 一番おすすめなのは、炭水化物を減らす方法です。特に夕食の炭水化物(ごはん、うどん、パスタなど)を極力減らし、タンパク質(赤身の肉、魚、大豆製品)、ビタミン(野菜)、発酵食品(みそ汁、納豆)で栄養素を取ります。普段の生活では炭水化物で空腹を満たすことが多く、肝心な栄養素が不足がちです。「新型栄養失調」ともいわれ、きちんと食べているつもりでも栄養不足の方が多いのです。

 タンパク質は筋肉の基となる大事な栄養素で、基礎代謝を上げるために朝・昼・晩とより多くのタンパク質を取ることをお勧めします。基礎代謝を上げると、寝ている間に自然に痩せる体になるのです。

 私の病院では総合内科でダイエット外来を行っておりますが、大体の方は普段の食事を見直すだけで1カ月で2〜4キロ痩せられます。先日、30代女性の方は1年間で30キロの減量に成功されました。炭水化物を控えてタンパク質を多く食べると、イライラなく、リバウンドなく、食後の眠気もなく、良いことづくめです。

 ただし、守らなくてはいけないのは夜21時以降は食べないこと。どうしても夕食が遅くなるときは、17時までにタンパク質を多く含む補食(ナッツや帆立の貝柱)を取っておいて、夕食はおみそ汁のみにする。朝起きたとき、「おなかがすいた」と思えば、前日の食事は成功です。

 標準体重は身長(m)×身長(m)×22で計算できます。身長170センチなら1・7×1・7×22=63・6キロです。適正な体重にすると、内臓脂肪も脂肪肝も改善しインスリンの効きがよくなることによって糖尿病発症も抑えられる可能性があります。肉と野菜と発酵食品を食べて、健康な体作りをしましょう。

 ■梶原由美(かじわら・ゆみ) 1975年、金沢市生まれ。総合内科医・消化器内科医。勤務医を経て2014年福岡市でジェネラルクリニック福岡を開業。医師である祖父の口癖である「病気だけを診るな、ヒトを見ろ」という診療方針を基に日々診療に励む。協力 (株)カロスエンターテイメント

 

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