「運動器」の痛みを多角的に学ぶ 慢性腰痛の原因が「脳」にある可能性 (1/2ページ)

2016.10.14

「痛い! 週刊朝日MOOK 首腰ひざのいい病院2017」(朝日新聞出版 907円+税)
「痛い! 週刊朝日MOOK 首腰ひざのいい病院2017」(朝日新聞出版 907円+税)【拡大】

 「週刊朝日MOOK」の人気シリーズ「首腰ひざのいい病院」の最新版が出た。健康長寿の大前提となる「運動器」の機能維持。その実現には、整形外科の名医の情報はもちろん、最先端の医療技術を知ることも不可欠なのだ。

 骨や関節、筋肉、神経など、体を自由に動かすためにある「運動器」。これに支障が出ると、痛みが生じるだけでなく、日常生活に大幅な制限が加わることになる。特に高齢者にとってその苦痛は重大で、「寝たきり」への加速度を一気に高めることにもなりかねない。

 「週刊朝日MOOK 痛い! 首腰ひざのいい病院2017」(朝日新聞出版)では、そんな運動器の痛みを多角的に検証し、痛みのメカニズムを解説するとともに、臨床で行われている最新の治療技術を紹介している。

 MRIやCTなどの画像診断では異常は見られないのに、慢性的に続く腰痛に悩まされている人は意外に多い。医師に痛みを訴えても、「異常はないから」とあしらわれて、仕方なく鍼灸やマッサージで急場をしのぐ。当然根治に至ることはなく、ストレスがたまっていく。

 本書の巻頭特集では、そんな慢性腰痛の原因が「脳」にある可能性を指摘している。

 アメリカの脳科学者の研究から、脳の前頭葉の灰白質の一部の体積が減少している人に慢性腰痛が多く発生していることが分かった。この灰白質とは神経細胞が密集していて、痛みや情動に強い関連性を持つ部位。そのため痛みに過剰に反応すると考えられるのだ。

 体のどこかで痛みが発生すると、本来なら脳内モルヒネが分泌されて痛みを和らげるはずなのだが、こうしたストレスがその回路を混乱させるため、痛みを正常に緩和させることができなくなり、痛みが慢性的に続く−という仮説が成り立つ。

 

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