【上手な死に方を考える】高樹沙耶容疑者「医療大麻」は勘違い がんの痛みと闘う患者苦しめる (1/2ページ)

2016.11.08

先の参院選では「医療用大麻解禁」を訴えた高樹沙耶容疑者
先の参院選では「医療用大麻解禁」を訴えた高樹沙耶容疑者【拡大】

 大麻所持容疑で元女優の高樹沙耶容疑者(53)が逮捕された際に話題になったのが、彼女が主張してきた「医療大麻」の問題だ。今年7月の参院選に当時の新党改革から立候補した際、同容疑者は「医療用大麻の合法化」を公約に掲げていた。彼女の“勘違い”に大打撃を受けている人たちがいる。「がんの痛み」に苦しむ患者たちだ。

 大前提として知っておいてほしいことがある。現在、医療現場でがんの痛みなどの緩和をするために使われている「医療用麻薬」と、高樹容疑者がいう「医療用大麻」は、まったくの別物ということだ。

 医療用麻薬とは、モルヒネやフェンタニルなど、がんや手術後の痛みを取ることを目的に作られた製剤。がんの痛みを取る目的で医療用麻薬を適正に使う限り、依存性も毒性もない。時に強い痛みに襲われるがん患者の生活の質を維持する上で、医療用麻薬はきわめて重要な役割を担っている。

 一方、高樹容疑者がいう「医療用大麻」とは、海外の一部で合法化されてはいるものの、WHO(世界保健機関)などは効果と安全性を認めておらず、日本でも医療用としての使用は認められていない。

 「大麻の成分に鎮痛作用があるとはいえ、医療用として用いる以上は安全性を証明する必要がある。ひと口に“大麻”といっても成分は多岐にわたり、産地によっても成分構成は異なる。勝手に栽培して健常人が吸引すれば、健康を害することは明らか」と語るのは、星薬科大学特任教授・名誉教授の鈴木勉氏。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。