鳥関連過敏性肺炎 ジャケットや布団も原因に (1/2ページ)

2017.01.05

鳥のフンや羽毛が原因になることも
鳥のフンや羽毛が原因になることも【拡大】

  • <p>大谷義夫院長</p>

 この時期に「せき」や「息切れ」の症状が現れたら、かぜやぜんそくを疑うだろう。しかし、寒くなって羽毛布団やダウンジャケットを使い始めて症状が悪化したようなら「鳥関連過敏性肺炎」の可能性もある。

 【原因はフンや羽毛】

 この病気は、カビを吸い込んで起こる「夏型過敏性肺炎」や、牧草にいる細菌を吸い込んで起こる「農夫肺」などと同じ、過敏性肺炎の一種。「鳥飼病」とも呼ばれている。過敏性肺炎に詳しい「池袋大谷クリニック」(東京)の大谷義夫院長が説明する。

 「原因となる抗原(物質)は鳥のフンや羽毛に含まれる鳥由来のタンパク質です。それを吸い込むことで、体内に抗体ができて発症するアレルギー性の間質性肺炎です」

 鳥の種類は問わず、ハト、インコ、ニワトリ、野鳥など、鳥であれば何でも原因になるという。

 【肺の線維(せんい)化が怖い】

 では、どれくらい抗原を吸い込んでいると体内に抗体ができるのか。

 「鳥を飼っている場合、抗体ができる暴露(ばくろ)期間は最低2年です。ですから、いま飼っていなくても過去に飼っていれば抗体をもつ可能性があります。そのような人が冬になって、羽毛布団やダウンジャケットなどの羽毛製品を使うことで肺炎の症状が悪化することがあるのです」

 間質性肺炎とは、肺胞と毛細血管を取り囲む「間質」という組織に炎症が起こる肺炎。原因不明の間質性肺炎は「特発性間質性肺炎」と呼ばれ難病指定されているが、その中に鳥関連過敏性肺炎が含まれている可能性があるという。

 「間質性肺炎でも肺の組織が固くなる肺線維症になると予後が悪い。肺の線維化がひどいと5年生存率が50%くらいになってしまいます」

 
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