糖尿病の足病変の診断経験生かし発展へ注力 下北沢病院糖尿病センター長・富田益臣さん

★下北沢病院糖尿病センター長・富田益臣さん(39)

2017.02.10

富田益臣医師
富田益臣医師【拡大】

 2016年8月に、「足病」と「糖尿病」の診断と治療に特化した専門病院としてリニューアルオープンした東京都世田谷区の下北沢病院。ここの糖尿病センター長を務める富田益臣医師は、日本における糖尿病治療の拠点病院の一つ、東京都済生会中央病院で臨床実績を重ねてきたエキスパートだ。

 富田医師がこだわるのは、糖尿病に由来する「足病変」を重視した診療体制の充実。

 糖尿病の合併症の一つに足の壊疽(えそ)があることは知られているが、実際に糖尿病患者の中で「足」に意識を向ける人は意外に少ないという。

 「日本では、医療側にも足病変に精通した医師が少ないため見過ごされがちで、悪くなってから慌てることが多い分野でした。そんな中で私の場合、恩師の渥美義仁先生(現・永寿総合病院糖尿病臨床研究センター長)の教えで足病変の診断と治療に力を入れて勉強してきました。その経験を生かそうと考えて」と現在の病院に赴任した背景を語る。

 糖尿病の足病変は、予防的なフットケアをしても1年以内に2−4割が再発のリスクを抱える。アメリカには足を専門に診る「足科」という診療科があるが、日本にはない。このことも、「糖尿病と足病変」の診断、治療の発展に足かせとなっている。それだけに下北沢病院と富田医師にかかる期待は大きい。

 「ひと口に糖尿病、足病変と言っても、患者さんの生活は一人ひとり異なる。一律に指導するのではなく、その人の生活スタイルを把握して、個別の指導をすることで、より実態に合わせた治療を進めていきたい」と抱負を語る富田医師。

 患者以上に患者の立場を思い、そこに寄り添う医療を追い求める。新しい時代の糖尿病治療の姿がそこにある。 (長田昭二)

 ■富田益臣(とみた・ますおみ) 1977年、東京都多摩市生まれ。2003年、東京慈恵会医科大学卒業。東京都済生会中央病院に勤務の後、15年から現職。日本糖尿病学会専門医・指導医、日本糖尿病協会療養指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本医師会認定産業医、義肢装具等適合判定医。趣味はバイク、子供と遊ぶこと。

 

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