食前チョコレートで脂肪肝予防 原因の第1位は「果物のとり過ぎ」

2017.04.05

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 自覚症状のない「沈黙の臓器」肝臓。肝臓に脂肪がたまりフォアグラ状態になる脂肪肝が増えています。日本人の3人に1人が脂肪肝の時代です。心配のない軽い病気と考えられてきましたが、放置すると脂肝硬変や肝臓がんへと進行します。また、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、歯周病などの生活習慣病のリスクも高めます。さらに胆石を作りやすいことも話題です。

 脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気で肝臓に30%以上たまった状態をいいます。中性脂肪がたまるというと、油ものの食べ過ぎと思われるでしょうが、実はご飯、麺、パン、果物、お煎餅、あめ玉、甘いジュースなど糖質のとり過ぎによります。食事でとった糖質は、ブドウ糖に分解されて小腸から吸収された後、肝臓で速やかに中性脂肪に変化してしまうのです。

 また、お酒の飲み過ぎが肝臓に悪いことはよく知られています。しかし、アルコールが原因で脂肪肝になることは案外少ないのです。飲んでしまうと無意識に糖質を一緒に食べてしまうのがいけません。

 治すことは簡単です。体重を2キログラム減らすだけで肝臓にたまった中性脂肪が減り、肝機能が回復します。内臓脂肪や皮下脂肪と違って、肝臓についた脂肪はとれやすいのですが、一方で食べ過ぎると脂肪は肝臓からつくという特徴があります。ごはん、パン、麺類は、ほんの一口残すだけで1カ月500グラム減量できます。4カ月で2キログラム減らせるわけです。

 さて、意外な事実です。脂肪肝の原因の第1位は、ヘルシーなイメージがある果物のとり過ぎです。果糖は吸収がよく、肝臓で中性脂肪になりやすいのです。

 高カカオチョコレートには、豊富な食物繊維が含まれているので、糖質が多い食事をする直前に1片食べておくと小腸での吸収が遅くなり、脂肪肝の予防ばかりか治療にもなることがわれわれの研究でも分かってきました。

 次回、詳しくお話をしたいと思います。

 ■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

 

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