がんでも長生きできる 負のイメージをリセットして、心を元気に (1/2ページ)

2017.04.14

『がんでも、なぜか長生きする人の「心」の共通点』(保坂隆著、朝日新聞出版)1000円+税
『がんでも、なぜか長生きする人の「心」の共通点』(保坂隆著、朝日新聞出版)1000円+税【拡大】

  • <p>保坂隆氏</p>

 がんと告知されたら、誰もが死を意識する。医療技術が進歩した現代でも、「死の病」というイメージがつきまとうため、死刑を宣告されたような絶望感に打ちのめされるのだ。それがもし、何の根拠もない思い込みだったとしたら。

 今回紹介する本は『がんでも、なぜか長生きする人の「心」の共通点』(朝日新聞出版刊)。著者の保坂隆氏は、聖路加国際病院リエゾンセンター長。精神医学と腫瘍学を組み合わせた「精神腫瘍学」を日本に広めてきたパイオニア的存在だ。

 がん告知によるショックやストレスで、鬱になる人がいるのはよく知られている。だが、鬱病患者の心のケアで、がんの予後を左右することはあまり知られていない。

 「これは鬱の患者さんに限ったことではありません。がん患者さんの心のケアをすることでさまざまな良い効果が出ることが、研究によって明らかにされているのです」と著者はいう。

 鬱病を併発していない人は、した人と比べて、長生きすることが分かっている。一方、鬱病を併発すると、転移や再発の確率が高まるというデータもある。

 つまり、「がん患者は落ち込みやすいから、元気づけよう」という単純な理由ではなく、心を元気にすることは、がんの治療そのものと密接な関係にあるのだ。

 本書では、“がん患者の心を診る専門医”である著者の経験を元に、薬を使わずに、心を元気にする方法をさまざまな事例とともに紹介している。

 まず重要なのは「がんに対する思い込みと負のイメージをリセットすること」。

 例えば、日本人の2人に1人ががんになるという厚生労働省の統計。死因統計でみると、実際にがんで亡くなる人は30%ほど。つまり、がん患者の約半数は、経過観察中にがん以外の病気で亡くなっている。著者によると、がん全体の五年生存率は60%に達しており、元気になった人も多い。

 

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