インプラント妄信する現代人に警鐘!患者から暴利貪る「悪徳」歯科医を見抜け (1/2ページ)

2017.06.02

「やってはいけない歯の治療 全国から患者が押し寄せる“歯の駆け込み寺”からの警告」(KADOKAWA)1200円+税
「やってはいけない歯の治療 全国から患者が押し寄せる“歯の駆け込み寺”からの警告」(KADOKAWA)1200円+税【拡大】

  • <p>斎藤正人氏</p>

 健康長寿を実現する上で、不可欠なのが「歯の健康」。昔と比べて歯科医院は身近な存在になりはしたが、一方で別の問題も生まれている。歯科医師が見た歯科診療の問題点と、医療消費者が取るべき対策を考える。

 日本の歯科医師は「プロの矜持(きょうじ)」を失ってしまった−と嘆くのは、「やってはいけない歯の治療−全国から患者が押し寄せる“歯の駆け込み寺”からの警告」(KADOKAWA刊)の著者で歯科医師の斎藤正人氏。渋谷の雑居ビルで歯科クリニックを営む斎藤氏の元には、全国から歯科診療の悩みを持つ患者が集まってくる。

 斎藤氏の診療方針の土台にあるのは「歯を抜かない治療」という考え。歯科の中でも「保存学」「歯内療法学」という、今ある歯を極力残す治療を専攻してきた斎藤氏にとって、安易に歯を抜いてインプラントを入れようとする昨今の風潮は、受け入れがたいものがあるのだ。

 人口に対して歯科医師の数が増え過ぎた現在、歯科診療は「パイの奪い合い」だと指摘する。一方で日本人の口腔(こうくう)衛生意識は、一昔前から飛躍的に高まっており、日本人一人当たりの虫歯の数は減少傾向にある。

 需給関係のバランスを崩した歯科診療市場にあって、手っ取り早く売り上げを得られるのがインプラントで、歯科医師の技術に関係なく、しかも本来その治療を必要としていない患者にまで、インプラント治療が行われている、と著者は憂えるのだ。

 「骨のあるうちに」とインプラントを勧めるのは悪徳歯科医師、骨のもろくなる高齢者にはインプラントは不向き、糖尿病や高血圧、喫煙者にインプラントは禁忌−など、同業者から刺されないかと心配になるほど強烈な、それでいてそのどれもが「なるほど」と納得できる解説で、インプラントを妄信する現代人に警鐘を鳴らす。

 
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