糖尿病を食べて予防−「糖質オフ」で食事制限クリア?!

2009.09.02


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 亡くなった山城新伍さん(享年70)、さらには落語家・立川談志(73)は症状悪化のため年内休業と、このところ著名人を次々襲う糖尿病。発症すれば一生つきまとう怖い病気だ。治療には食事制限が課されることが知られているが、酒や肉を楽しみながら予防、改善できる身近な療法があるという−。

 「従来のご飯やパン清涼飲料水といった糖質の飲食を60%にするカロリー制限では食後血糖値は上昇する。でもランチや居酒屋で肉や魚、酒などをたくさん飲食しても、糖質を摂らなければ、血糖値は上がらない」と説明するのは、『「糖質オフ」ごちそうごはん』(アスペクト)の著者で、「高雄病院」(京都市)理事長・江部康二医師。病院全体で糖質制限食を取り入れ、糖尿病治療食に取り組んでいる。

 糖尿病患者は40〜60代を中心に急増、07年の厚労省の調査では890万人。予備軍を入れると推計約2210万人と推計。患者は40年間に50倍以上の勢いで増加している。放置すれば心臓病や脳卒中などの発症頻度が高くなり、今秋から流行が懸念される新型インフルエンザに感染すると、重症化する危険性も指摘されている。そんな怖い糖尿病の対策として日頃、仕事に忙しいサラリーマンでも、身近に予防・改善できるカンタン食事について江部医師に指導してもらった。

 数値が気になる方は、さっそく今日から実践してみては。

 ☆朝食

 5分でも時間の欲しい朝。前日から具だくさんの豚汁や味噌汁などを作り火を入れておこう。

 「豚肉、野菜、豆腐が入っていれば、お腹いっぱいになる。5分くらいあれば、ハムエッグをさっと作ってもいい。カレーやシチューは、小麦粉の入ったルーを使わず、カレー粉とスパイス、ブイヨンで前もって作っておけば長持ちできます」

 ☆ランチ

 コンビニやファミレスでも安上がりに、糖質オフ食事は可能。

 「コンビニのおでんなら、玉子、豆腐、ロールキャベツ、こんにゃく、大根など。スーパーのお総菜コーナーなら、から揚げ、出し巻き玉子、野菜サラダなど。ファミレスへ行ったら和風ハンバーグを単品で頼みおろしに醤油をかけて食べるといい」

 ☆飲み屋

 驚いたことに肉や魚、脂っこいものを食べても全く問題ない、という。

 「食パンを2枚食べると、糖質が50グラム入ってるので、血糖値が150ミリ上がる。300グラムのステーキは1200キロカロリーあるが、糖質は1グラムもないので、血糖値は2〜3ミリも上がらない。こういう事実を知っているかどうかが大事」

 主食を抜いて、おかずだけなら、食べても血糖値は上がらない。お酒も焼酎や赤ワインはOK。

 「蒸留酒なら糖質は飛ぶので、ウイスキー、ブランデー、米焼酎や黒糖焼酎も血糖値を上げない。しかし、ビールや日本酒などの醸造酒は糖質がたっぷり含まれているので注意。350ミリリットルの缶ビールで約13グラムの糖質が入っている。また『糖質(カロリー)ゼロ』と表示された清涼飲料水は問題ないが、『糖類ゼロ』はブドウ糖と砂糖以外の糖質が含まれているのでお勧めできません」

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