まだまだ続く極寒の日々。『寝ても寝ても眠い』とか『寝過ぎて、余計に眠い』ということがあるけど、これってなぜなのか?
ロフテーの快眠スタジオ睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに聞いてみた。
「まず『起きやすいタイミング』というものがあり、そこで起きないと眠気が起きやすいということが、1つにあります。また、たくさん寝ても、深い眠りがとれていないと、眠気は起きやすいんですよ」
私たち人間の睡眠は、一晩の間にレム睡眠とノンレム睡眠を3〜5回交互に繰り返している。
眠りの状態を脳波、眼球運動、オトガイ筋などで測定する睡眠ポリグラフ記録などによると、国際判定基準では睡眠段階は1〜4に分けられる、最も深い眠りにあたる段階3、4(徐波睡眠)は、実は寝始めの3時間に集中して出現することがわかっているのだとか。
「必要睡眠時間よりも長すぎる眠りは、浅い眠りをとりすぎてしまうことになり、ぐっすり眠ったという実感が得にくくなります。脳や体の疲れはもう十分とれているのに、まだ眠い気がして寝続けるのは、満腹の後にさらにケーキを食べるようなもので、体内リズムを乱す原因となります」
非常に心地良い「二度寝」にもまた、同様のことが言えるそうだ。
「一度目の眠りで十分な睡眠時間をとっているのに、『あと5分』とやってしまうと、『あと10分』と、さらに睡眠段階が深くなってしまうこともあります。あるいは、『あと5分』を繰り返すことによって、ただ浅い眠りを繰り返すだけ。浅い眠りのため、夢も見がちで、かえって疲れてしまうこともありますよね」
「ぐっすり眠れて日中しっかり覚醒できる」というのが、理想的な眠り。単にたくさん寝ればよいのではなく、重要なのは、眠りの「質」のようだ。
ちなみに、「十分睡眠をとり、生活習慣にも気をつけているのに眠気がひどい」という場合は、病気が隠れている場合もあるので、医師に相談を。
