ランニング「冬の脱水」にはご用心 直後のビールはNG

2014.12.11


中村集医学博士(右)【拡大】

 冬の代表的なスポーツ、マラソン。この時期の休日は全国各地でマラソン大会が行われ、大会実施に伴う通行止めの案内標識も目につく。マラソンや駅伝の中継番組も多い。

 そんなマラソンブームに触発され、今シーズンからマラソン大会挑戦を考え始めている人もいるかもしれない。そんな初心者が、まず気をつけたいのは「冬の脱水」だ。夏のように汗がダラダラと出なくても、冬も脱水は起きるのだ。

 「気温が低いので汗が出ているのに気づきにくいですが、風が乾燥しているので冬の脱水も起こります。マラソン大会ではトイレが近くなるのを恐れて、水を控える人も多いのでなおさらです」と語るのは、NPO法人日本医師ジョガーズ連盟会員で、集クリニック院長の中村集医学博士。自身もマラソンを趣味としている「ランニングドクター」だ。

 日医ジョガーズのランニングドクターたちは、その名の通り「走るのが好きな医者たち」で、一般のマラソン大会ではスタートからゴールまで他のランナーたちと一緒に走る。一般ランナーと違うのは、急患が出た場合、走るのをやめて一次救命処置を行う点だ。

 ランナーに最も近い位置にいて、心肺停止など緊急性の高いときに初期対応をしてくれる、ランナーにはありがたい存在。胸に赤十字が入ったウエアを着て走っているので、マラソン大会に出場したり応援した経験のある人は見かけたこともあるだろう。日医ジョガーズ全体では年間で30−40のレースを担当し、中村さんは年間10回くらいマラソン大会に出場しているという。

 「5キロ、10キロのコースは長時間走らないので、ランニング中の給水は考えなくても大丈夫ですが、ハーフマラソン以上の距離の場合は給水のタイミングや量を考えなくてはなりません」(中村さん)

 短いレースでも、走り終わったあとは汗をかいて体重が減っている。減った分の7−8割の水分補給は必須だ。1キロ減ったら700−800ミリリットルの水分が必要だという。

 走った後のビールを楽しみにしている人も多いだろうが、直後のビールはNG。アルコールには利尿作用があり、逆に水分が排泄されやすくなるので、まずは電解質を含んだ吸収のいい水分を補給し、ビールはその後にしよう。お茶やコーヒー、紅茶などのカフェイン入り飲料も同様に利尿作用があるので避け、カフェインレスのものを飲んでほしい。 (松本佳代子)

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。