「酉の市」 欠かせない縁起物の和菓子

2015.11.17

 11月の酉(とり)の日には、全国の大鳥神社で「酉の市」がにぎやかに行われます。2015年は、一の酉が5日、二の酉が17日、三の酉が29日です。酉の市には縁起物の「熊手」がつきものです。気に入った物を選べばよいのですが、サイズには要注意です。「今年はもうかったから大きいのにしよう」「大は小を兼ねる」ではなく、小さなものから購入し、毎年少しずつ大きくしていくのが基本です。

 金運にはたくさんの小判、招福祈願なら招き猫、勝負事なら紅白だるまなど、願い事に合わせて飾りを選ぶことができます。購入の際の醍醐(だいご)味は、買った(勝った)、まけた(負けた)のやり取りを楽しむことです。値切って安くしてもらった差額を、ご祝儀として渡すのが粋な買い方で、お釣りをご祝儀にするのもいいですね。

 熊手の正面には色つきのひもがついています。黄色、赤、紫、金色の順で段階があり、黄色のひもの熊手を買った翌年は、赤に格上げできるのが理想です。

 酉の市に欠かせない和菓子は「切り山椒」。上新粉に砂糖と山椒を加えて蒸した縁起の良い餅菓子です。短冊に切った形が拍子木に似ているので、火の用心や物事の切り盛りがうまくできるようにという願いが込められています。柚子と並ぶ日本の二大香辛料の山椒は、葉・花・実・幹・樹皮と、すべて使用できます。捨てる部分がないのは、鯛と同じで縁起がいいですね。昔は、新年や初芝居など酉の市以外にも売られました。

 山椒の辛味成分は脳を刺激し、内臓器官の働きを活発にします。消化不良などの胃腸関係によく、新陳代謝が活発になり発汗作用があるので、冷え性の改善にも効果が期待できます。熊手以外の酉の市の縁起物として、召し上がってはいかがでしょうか。

 ■クリスティーン デリコ ハッピーマイスター。個人鑑定、歳時記講座、起業セミナー、桜美林大学アカデミーの講師を務めるなど多方面で活躍中。

 

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