緑内障 視野が欠け放置すれば失明も きまじめ、神経質な人は要注意

2016.01.13


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 視界がぼやける、視界が狭くなる、視界の中に見えない部分がある−。これは緑内障の症状だ。放置すれば失明に至る危険性もあるこの恐ろしい病気の発症要因の1つに、ストレスがあるのだ。

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 Fさん(46)が「目の異常」に気付いたのは、駅のホームの案内表示を見ていたとき。もともと近視で、半年前にメガネを新調したばかりなのに、電光表示の文字がぼやけてハッキリと見えないのだ。

 「たった半年でメガネが合わなくなるなんて…」。不安に思った彼は眼科を受診。眼底検査の結果、「早期の緑内障」と診断されたのだ。

 「緑内障は40歳以上の20人に1人に見られる病気。決してひとごとではありません」と語るのは、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長の平松類医師。

 視神経がダメージを受けて次第に視野が欠けていく緑内障。視神経の血流障害が大きな原因で、治療せずに放置すれば失明に至る。発症要因はさまざまだが、平松医師はストレスの関与を指摘する。

 「精神的なストレスは血行不良を招きます。視神経の血管はもともと非常に細く、ここの血行が阻害されると緑内障の発症や増悪(ぞうあく)につながるのです」

 平松医師によると、眼科医の間で「緑内障気質」とよばれる性格があるという。

 「きまじめで神経質な人ほど緑内障になりやすいといわれています。それだけストレスを抱え込みやすいのでしょう」

 たしかにFさんも、よく言えば謹厳実直、悪く言えば要領が悪い。小さなことでいつまでも悩むタイプだ。

 それでも、そのまじめさゆえ、すぐに眼科を受診したのは正解だった。

 医師からは、点眼治療で病気の進行を遅らせる一方で、ストレス発散を心がけるように言われた。ストレス発散といえば趣味。Fさんの趣味は将棋だ。しかし、好きなだけで強くはない。対戦相手を見つけては盤を囲むが、やればやるほど負けが込む。それがまたストレスとなり、目の血流を悪くするのではないかと、不安におびえながら駒を進める。何だか本末転倒だ。

 ガーデニングとか、バードウオッチングとか、もう少し目によさそうな趣味を持てばいいのに…。 (長田昭二)

 

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