腕きき外科医を探すには ネットで経歴確認を 学閥より技量を重視 (1/2ページ)

2016.06.10

筒井冨美(著)『フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社、1000円+税)
筒井冨美(著)『フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社、1000円+税)【拡大】

 「病院選び」「医者選び」は、現代人にとって永遠のテーマ。クルマや分譲住宅の選択眼も大事だが、医療の選択はまさに命がけ。その重大な局面に立たされたとき、病院の一番奥深くにある「手術室」の中からそっと教えてくれるありがたい本が出た。

 手術で「執刀医」となるのは外科医だが、その横で麻酔管理をし、患者のバイタルサインを常時チェックして、わずかな異変にもすぐに対応する役割を担うのが麻酔科医だ。

 執刀医のウデの善しあしを一番近くで見分けることのできるポジションでもある。ある意味、外科医から見て最も恐ろしい存在か。

 「フリーランス女医が教える『名医』と『迷医』の見分け方」(宝島社)の著者、筒井冨美氏は、特定の病院に常勤するのではなく、あちこちの病院からお呼びがかかると出かけて行き、「一回いくら」の契約で手術室に入るフリーの麻酔科医。数多くの病院の手術室で実際に見聞きしてきた内情を元に書き下ろした「病院選び指南本」が本書だ。

 手術中の患者は麻酔がかかっている。“消費者”が意識を失っている状況でサービスが提供される特殊な商売の質を、当事者が利害関係を度外視して書いているので、ためになるし面白い。

 中でも必見は、第三章の「よい病院、ヤバい医者の見分け方」。概要は別掲の通りだが、たとえば「医者の出身大学」にまつわる話などは、当事者の言だけに説得力がある。

 名門私立大学医学部の卒業者だけで構成されている病院は、学閥に縛られた人事になっている可能性が高いことを示している。しかし、そんな中でまったく別の大学出身の外科部長などがいれば、これは学閥に関係なく実力でのし上がってきた可能性が高く、「アタリ」のことが多いという。

 逆に、その大学の附属高校から大学医学部、そしてその大学の附属病院−という経歴の場合、技量は低くてもそこそこ出世することがあるので「要注意」となる。

 

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