チョコを食べて緑茶を飲む 驚きの歯周病予防策 基本は毎日の歯磨き

2016.06.22

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 日本人の70%がかかっている歯周病。前回、この歯周病が糖尿病を急速に悪化させることをお話ししました。

 「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」。30年ほど前、歯周病予防のためのインパクトのある歯磨き粉のCMですが、覚えていらっしゃる方もおられるのでは。当時は歯槽膿漏(のうろう)、今、歯周病と呼ばれ、自覚症状がなく、知らないうちに歯周病菌により、歯茎が腫れて炎症を起こし、歯が抜けてしまう病気をいいます。

 虫歯よりはるかに歯を失う原因になっているのですが、皆さん、歯周病に対しては無頓着。自覚症状に乏しく、歯科医に行って診察してもらわない限りは発見することはできません。リンゴをかじると歯茎から血が出るようでは、歯周病はかなり進んでいるのです。

 ブラッシングがおろそかになったり、ブラッシングをしていてもみがき残しがあったりすると、プラーク(歯垢)が蓄積されてきます。プラーク中には数百種類もの細菌が存在します。歯と歯肉(歯ぐき)の隙間に数日間みがき残しが持続すると、いとも簡単に歯周ポケットが形成され、歯肉に炎症が起こり赤く腫れてきます。歯間ブラシと糸ようじもぜひ使いたいところです。徹底したオーラルケアにより健康な歯肉に改善します。

 しかし、放置すれば歯周病が進行、歯周ポケットは深くなります。歯周病原菌の数も急激に増え、歯も抜け落ちてしまいます。さらに、血液中に入り込み、血流に乗って全身へ回り、糖尿病の悪化のみならず脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化の原因となります。アルツハイマー病にも直結しています。歯周病が全身疾患といわれるゆえんです。

 予防には、歯周病菌を抑える緑茶に含まれるカテキンと、なんとチョコレートに含まれるポリフェノールが有効です。チョコを食べて緑茶を飲む。信じがたい本当の話です。

 しかし、基本は毎日の丁寧な歯磨きであることを、お忘れなく。

 ■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

 

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