認知症の家族と暮らす 正しい知識で不安小さく (1/2ページ)

2016.07.08

榎本睦郎(著)『笑って付き合う認知症』(新潮社、1200円+税)
榎本睦郎(著)『笑って付き合う認知症』(新潮社、1200円+税)【拡大】

  • <p>榎本睦郎氏</p>

 現代人にとって、「長寿」は喜ぶべきことだが、それに伴う不安も大きい。その最たるものが「認知症」だ。しかし、怖がっているだけでは先に進まない。認知症を正しく知り、上手に付き合うことで、明るい老後が実現するのだ。

 厚生労働省の発表によれば、2012年時点で国内の認知症の高齢者の数は約462万人。2025年には1・5倍の700万人に増えるという予測もある。もはや認知症はひとごとではない。

 こうした状況を背景に、関連業界も手をこまねいているわけではない。製薬企業は新薬開発に躍起になり、医療界では早期診断法の確立に余念がない。しかし、いずれもなかなか決定的な決め手が見つからない中、国民の不安だけが増大しているのが実情だ。

 そんな中、認知症についての誤解を解き、正しい「付き合い方」を指南する本が出た。

 『笑って付き合う認知症』(新潮社刊)の著者・榎本睦郎氏は、東京都調布市でクリニックを運営する開業医。月に1000人近くもの認知症患者を診る老年内科のスペシャリストだ。

 そんな著者が本書を出すきっかけは、認知症患者本人もさることながら、その家族の不安を、正しい知識を持ってもらうことで小さくしたい−と考えてのこと。

 「正しい知識をもって早期に適切な治療を受けるなら、認知症はそれほど怖くはありません」(「はじめに」より)と語るように、本書では認知症との上手な付き合い方を紹介することで、患者も家族も、ストレスの少ない生活が送れることを説いていく。

 どんな症状が出たら受診するべきか、何科に行けばいいのか、薬はどんな種類があって、どう使い分けるのか、介護サービスの受け方は、車の運転をやめさせるには、何より日々患者とどう接すればいいのか−。介護経験のない人にとって、認知症患者を家族に持つことは不安のかたまりだ。

 

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