陽に当たる重要性など医師の目で説く 病気にならない暮らし事典 (1/2ページ)

2016.12.02

本間真二郎(著)『病気にならない暮らし事典〜自然派医師が実践する76の工夫』(セブン&アイ出版、1500円+税)
本間真二郎(著)『病気にならない暮らし事典〜自然派医師が実践する76の工夫』(セブン&アイ出版、1500円+税)【拡大】

 西洋医学の限界に突き当たり、悩んだ末に医師が選んだ道とは−。自給自足の生活を実践する「自然派医師」が取り組む「病気にならない生き方」を“76の工夫”としてまとめた1冊。「不自然な生活」をあらため、健康に生きるための法則を見つめ直す。

 今では誰もが脅威として認識する「ノロウイルス」。その存在は知られながらも、世界中の誰もが軽視していた時代に、熱心に研究に取り組み、特に小児の胃腸炎の原因ウイルスとしての存在感の大きさを世界で初めて論文発表した小児科医は今、栃木県那須烏山の診療所で「自然療法」に取り組んでいる。

 七合診療所長の本間真二郎氏が著した『病気にならない暮らし事典』(セブン&アイ出版刊)は、ウイルス学の権威が実践する自然派生活の仕組みを惜しみなく紹介する、現代における病気予防の入門書だ。

 NIH(米国立衛生研究所)研究員を経て、札幌医科大学新生児集中治療室長という要職で臨床に当たる中、「人はなぜ病気になるのか」を自問自答し続けた著者が選んだ道は、「自然派生活の実践」だった。

 大学病院を辞めて那須に移り住み、診療所長として地域医療に従事する傍ら、自然農法による自給自足生活を続けている。穀物と40種類の野菜、それにみそ、しょうゆ、酢、みりん、納豆、甘酒などをすべて手作りし、シンプルであると同時に、「最も健康に近づく生活」を手に入れた。

 著者が自らの生活の柱として据えていることは「不自然なことをしない」という、実にシンプルなテーマだ。食生活だけに絞っても、地元で穫れた旬の作物を食べる、米もパンも小麦粉も塩も精製されたものは避ける、古来食べ継がれてきた発酵食品はとるべきだが、昔は食べることのなかった砂糖はとる必要がない、牛の赤ちゃんが飲むべき牛乳を、人間が、しかも大人になってまで飲む理由などない−。

 他にも、日光に当たることの有益性や、睡眠と休息の重要性、さらには自然の中で子供を育てることの大切さなど、現代人の生活がいかに「不自然」に包囲されているかが、読み進むうちに理解できる。

 

今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。