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大地真央
(11/5)

■だいち・まお
 兵庫県淡路島生まれ。1973年、宝塚歌劇団で初舞台。月組トップスターとして活躍。代表作に『ディーン』、『ガイズ&ドールズ』など。85年退団後、女優に転身。最大のヒット作『マイ・フェア・レディ』や『サウンド・オブ・ミュージック』、『風と共に去りぬ』他のミュージカル、『クレオパトラ』、『椿姫』他のストレートプレーなど、一貫して主役を演じ続ける。文化庁芸術祭大賞他演劇賞多数。来年は、NHK大河ドラマ『功名が辻』、映画『日本沈没』にも出演。

男って少なからずヒギンズ的ね

大地真央
 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』を6年ぶりに東京(丸の内の帝国劇場、11月4日から28日まで)で上演します。

 こんどの公演、とても思い出深い舞台になりそうです。わたしがこの作品を初演したのが、1990年。今年ちょうど15年で、公演回数も11月12日の夜の部で450回を迎えます。イライザとも、15年のお付き合いということですね。こんなに長い間、演じ続けていられるなんて、思ってもいませんでした。みなさまのご支持があったからと感謝しておりますし、わたし自身、イライザで舞台に立つ時は、宝物を箱から出して大事にお見せするって感じです。

 今回は、2002年の名古屋公演から21世紀バージョンとして、新演出でお見せしている舞台の東京初披露公演です。日本で最初に上演されたブロードウェー・ミュージカルですし、もともと面白い作品ですから、夕刊フジの読者にはサラリーマンの方が多いとお聞きしていますので、ぜひ、ご覧になっていただきたい。舞台というかミュージカルにあまりご縁がなく忙しい方、とくにミュージカルを最初にご覧になるなら、『マイ・フェア・レディ』が一番のお勧めです。

 「踊り明かそう」がそうですし、聞き覚えがある曲がいくつも出てきますし、ショー的見せ場もいっぱいあります。それに、ドラマとしてご覧になってもとてもしっかりした本ですから。

 ロンドンの下町の花売り娘イライザが、言語学者のヒギンズ教授から、言葉遣いから身だしなみまで貴婦人へ生まれ変わる特訓を受け、見事に社交界の花になるお話。男性の方って、少なからずヒギンズ的なところがあるんですね。自分だけの女の子を作り上げようとして、実は彼女の方からも教わっているのに、気づかないふりをするというか、ちょっと偏屈なところがとてもかわいい。好きなのに素直にその気持ちを表現できないとか、クスッとして共感できる部分がいっぱいありますよ。

 男性の方、「『マイ・フェア・レディ』見てきたよ!」って、彼女にささやいてみてください。「すごい、この人」って、きっと思われますよ。保証します。あれっ、わたし、少し作っちゃってます?

 フフフフッ。



タカラジェンヌと知らない人も多いかも

大地真央
 舞台生活、32年ですって! やになっちゃう。

 今年8月に東京と大阪でコンサートを開いた時、『わたしは今、二十歳』と言ったんですが、宝塚を退団して20年なんですね。宝塚にいたの12年くらいでしたから、わたしがタカラジェンヌだったこと知らない人、多くなったんじゃないでしょうか。

 思いだせば、10代から一番多感な時期を過ごした訳ですから、学び舎って感じ。芸だけでなく、人間関係とかいろいろ学びました。現在の宝塚はほとんど見る機会がないですね。新しくなった東京宝塚劇場(東京・日比谷)にも、こないだ黒木瞳さんと一緒に見に行ったのが初めて。同期生が専科にいて見に行ったら、1列目のセンターに席が用意されてて恥ずかしかった。変わりましたか? って聞かれても、見続けていないので何も言えませんけど、背は皆さん高くなりましたね。わたし、今なら小さな男役ね。

 それで32年。順風満帆ですねと言われますが、わたし、女優人生終わりかなと思ったこと、あるんですよ。1997年の『クレオパトラ』東京公演(日生劇場)の時、声帯炎で5日間、休演してしまいました。代役を立てず休館ですから、お客さまはじめ、共演者や主催者に大変、ご迷惑かけて、わたし、元に戻れるかしらと真剣に考えました。でも、再開後、千秋楽まで大入り。のども強くなったこと、健康に気をつかうようになったことなど、そのおかげでした。

 わたしは、できることの120パーセントをやりたいと思うタチで、実際100パーセントもできないのに目標は常にそこに置いているので、あの病気がなかったら、もう、メチャクチャ無理重ねていたと思います。



独身貴族…恋もしたい

大地真央
 今年、わたし、いろいろ久しぶりずくめです。4日から始まるミュージカル『マイ・フェア・レディ』(丸の内の帝国劇場、28日まで)は、6年ぶりの東京公演ですし、公演中の11月中旬には20年ぶりの写真集を発売します。ベニスでオールロケしたものです。東京や名古屋他で、7年ぶりとなるディナーショーも開きます。

 そして、来年のNHK大河ドラマ『功名が辻』に、お市の方で出演します。大河は17年ぶりなんですよ。時代劇が久しぶりで、現場に真っ赤なペディキュアしてわたし、行ってしまって。戦国時代は足袋履きませんよと言われ、ああ、そうだったと。撮影する時、とるのに大騒動でした。

 舞台ではあまり、日本のドラマをやっていないこともありますね。わたしが今まで演じてきたヒロインたちは、強い意思を持った女性が多いですね。

 『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラや『マリー・アントワネット』のタイトルロール、『椿姫』や『トスカ』も耐える女性ですけど強いです。もちろん、『マイ・フェア・レディ』のイライザだって、積極的で進歩的な強い女性。

 魅力的な女性たちばかり演じていて、お芝居の中でモテ過ぎていると、現実の男性が物足りなく見えてきませんか−なんて聞く方がいますけど、そんなことはありません。仕事が恋人というのは淋しい。恋をする、いとおしく思う心を持つということは、舞台で生きる者にとって、必要不可欠なことだと思います。

 わたし、結婚・離婚を経験していますけど、今は独身貴族ですからね、機会があれば恋もしたいですね。