「好き」って言えないんです
ドラマ『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ・関西テレビ系、火曜午後10時)でヒロインの『太田美幸』を演じています。
原作は、メンバーの大島美幸のダンナさんの構成作家、鈴木おさむさんが結婚話を書いた本。大島をモデルにした役をいただいたとき、そりゃあ驚きましたよ。最初は、大島や、夫婦の実際の雰囲気をどうマネすればいいんだろうかって悩んだんですけど、マギーさんの台本を読んだら、大島と全然違うキャラなんで、そういう心配はなくなりました。
大島は、自分がブスであることにどこかで吹っ切れて、笑わせるほうへ転換したタイプ。でも、ドラマの美幸は容姿のコンプレックスが強くて、違う自分になるため女優を目指してるっていう設定です。どちらかといえば、素の私に近いですかね。
実はね、大島とおさむさんの「キューピッド」になったのは、私と黒沢(かずこ)なんですよ!
「大島と会ってみたい」っておさむさんが言うんで、飲み会で会わせたら、おさむさんが「(大島と)結婚してもいい」って冗談ぽくポロっと言ったひとことを聞き逃さなかったんですね。
「言いましたよね。ちゃんと結婚してくれますね!」って、私と黒沢でしつこく言い続けていたら、おさむさんも引くに引けなくなって(笑)。
ダウンタウンさんの『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)で、浜田(雅功)さんに猛アタックする大島を私と黒沢が助けるってネタをやってましたけど、あれをおさむさん相手にホントにやっちゃったようなもんですね。
私自身はよくテレビで、カレシを作ったり、私生活で男のひととキスしたことがないって言ってますけど、あれはうそじゃないんです。
昔から、好きなひとに「好き」って言えないんです。高校は女子高だったし。そのころ、バイト先のカレー店で一緒に働いていた同じ年ぐらいの男の子が好きだったんですけど、告白できなくて。
昨年、「待ってても(カレシは)来ない、外に出るしかない」って決意して、女芸人の仲間同士で、まだ結婚する前のだいたひかるさんとか、南海キャンディーズのしずちゃんとかと合コンに何度か出かけたことがありました。
相手は、IT関連の仕事のひともいたんですけど、40代ぐらいの年長のひとが多くて(笑)。しゃべり方も落ち着いていて、こちらも固くなっちゃうし、物足りない感じがして。結局、何もなかったです。
でも、私って、どういうわけか、オジサンにはモテるタイプらしいんですよ。“オジサンの心を持った20代”で、すごくいいひとがいればいいんですけどね(笑)。
ピンでもそれぞれ持ち味だしている
高校を卒業して、吉本興業の東京NSCに入ったのは、ホントに軽いノリでした。裁縫が得意だったから、洋裁の専門学校に行こうとも考えたんですけど、昔からお笑いが好きで。ダウンタウンさんの番組だとか、ナインティナインさんたちが出ていた「とぶくすり」(フジテレビ系)だとか、よく見てました。
最初は黒沢(かずこ)と2人でコントをやっていたんですが、途中から大島(美幸)が入って今の「森三中」に。初めて会ったころの大島は今と全然違って、「シノラー」っぽかった。髪型は「受話器カット」とでも言いたくなるオカッパで、ジャージーなんか着て、“不思議ちゃん”っぽいけど、中身は普通だった(笑)。
下積み期間の4年間、黒沢と家賃を3万8000円ずつ出して1DKの部屋を借りて一緒に暮らしてました。黒沢は料理が得意じゃないんで、ご飯を作るのは、ほとんど私(笑)。でも、黒沢の実家からお米、野菜といった食べ物をよく送ってもらって、随分助かりましたね。
吉本からのお給料だけじゃ食べていけなかったから、ファストフード店やお弁当店だとかでバイトもしてました。本業だけで食べられるようになったのは、ここ何年か前からです。
他のメンバーは私が一番女優向きだっていってますけど、あの2人のほうが芸人志向が強いのは確かかな。私は痛いのとか全然ダメだけど、大島は体を張る“リアクション芸”が大好き。黒沢も根っからのお笑い好きです。何しろ、もともと構成作家になる勉強をしていたぐらいで、ネタも全部作っています。
最近、単独での仕事が多くなってますけど、3人それぞれの持ち味が出せて、とてもいいことだなと思ってます。
早くカレシを親に紹介したい
「森三中」の仲間の大島美幸と構成作家の鈴木おさむさんの夫婦がモデルの『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ・関西テレビ系、火曜午後10時)は、私にとって初めての連続ドラマです。
アドリブが利くコントと違って、ドラマは台本通りにやらなきゃいけなくて、微妙な間違いも許されない。セリフを覚えるのは苦手なほうなので、正直言ってNGは多いですね。
なのに、スタッフさんも俳優さんも、すごくやさしいんです。実は、撮影の日に目覚まし時計を間違えてセットして、遅刻しちゃったことがあったんです。おわびにお菓子の詰め合わせを持って現場に着いたんですけど、そのときも許してくれて。皆さん、ホントに“ホトケ”ですよ。
私が演じる「太田美幸」が主人公の「山口おさむ」(稲垣吾郎)と結ばれるかがドラマの見どころですけど、私生活でも何か恋の話が出るのかなって期待してたら、それがまったくなくて(笑)。
あるとき、好きな男性のタイプを(韓流スターの)ウォン・ビンって言っちゃって、理想が高いと思われてるのかもしれないけど、そんなぜいたくは言ってられません!
これからの女芸人は、大島のように構成作家やスタッフさんたちから相手を見つけるのもいいかも。何しろ、芸人の気持ちをわかってくれる身近な存在ですから。
親からは「結婚しないの?」なんてまだいわれてませんけど、早くカレシを見つけて、紹介したいなと思ってます(笑)
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