マウンテンゴリラ追い6年、“アクティブシニア”森啓子さん「意志通じている気がしてかわいい」

森啓子さん

 健康で活発なアクティブシニア世代が注目を集めているが、動物ジャーナリスト、森啓子さんのアクティブぶりはスケールが大きい。アフリカ・ルワンダに居を構え、火山国立公園でマウンテンゴリラを撮影する生活を6年前から続けてきた。

 「自宅からルワンダの滞在先に到着するまで32時間くらい。それでも今は飛行機の乗り換えが1回で行けるので便利になりました」

 今年で68歳。1970年代にテレビ業界に飛び込み、情報番組や野生動物を題材にしたドキュメンタリー番組の制作に携わってきた経験を持つ。動物の撮影歴は20年以上。その中でもマウンテンゴリラは「意志が通じている気がして、たまらなくかわいい」とほほ笑む。

 ルワンダの火山国立公園には地球上で880頭しかいないマウンテンゴリラの約半数がいるが、内部でゴリラを見るには許可料が必要で、現地の人々がゴリラを目にする機会はほとんどないという。海外メディアが取材した映像や写真も著作権の関係上使えない。そこで「私が撮影したものを無料であげるから、自由に取材させてほしい」と願い出て、2011年から定期的に長期撮影に挑んできた。

 「ルワンダでは毎年、環境保護家を集めてその年に生まれたゴリラに名前をつけるセレモニーをやるんです。そこで、私が赤ちゃんのプロフィル写真やビデオを撮影してきました。今年は9月くらいにセレモニーが行われるようなので、また撮影しに行ってセレモニーの役に立ててもらいたいですね」

 さらに「これからも1年に3カ月くらいはゴリラの撮影を続けたい」と、まだまだ意気盛んだ。