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第5のがん治療「遺伝子療法」メカニズム 自ら実践して克服 安井昭院長が解説 (1/2ページ)

 第5のがん治療として遺伝子レベルで治療する「遺伝子療法」が注目を集めている。この治療法でがんを克服した、医学博士でときわ台メディカルクリニックの安井昭院長が、そのメカニズムを解説する。

 遺伝子レベルの治療法に注目が集まっている理由は、遺伝子解析技術の進歩です。私自身、2009年に切除不可能なほどの右副腎悪性リンパ腫が見つかりましたが、この遺伝子療法や抗がん剤治療を受けたことで、1年半後にはレントゲン画像に映らないほどになっていました。

 遺伝子療法は、悪性変化したがん細胞の遺伝子を無くして無限増殖能を消去し、元の正常細胞に戻すRNA遺伝子治療となります。治療には、がん細胞が生成する特殊なタンパク質だけに反応する「がん治療特殊活性タンパク」という治療薬を点滴で投与します。

 特定遺伝子の発現を抑制するRNA干渉技術を用いて、この活性タンパクでがん細胞のDNA複製開始因子のCDC6タンパクを根絶します。がん細胞は成長を停止し、自死します。