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写真家・栗林慧さんの個展「昆虫」開催中 東京・新宿

 長崎県平戸市を拠点に活動する写真家、栗林慧さん(80)の写真展「昆虫」が東京・新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開かれている。栗林さんは躍動感あふれる小さな虫たちの姿を精細に表現してきた昆虫生態写真の先駆者。2006年には科学写真のノーベル賞とも言われる「レナート・ニルソン賞」に輝いた。

 「目指す写真を撮るために必要な機材がなければ、作ればいい」。そう語る栗林さんは、数々の“発明”で唯一無二の写真を発表してきた。

 中でも「虫の目レンズ」は大きな反響を呼んだ。被写体から5ミリの近接撮影でも背景があまりボケず、周囲の情景を広く、鮮明に写し込むことができる。バッタやカマキリが今にも飛びかかってきそうな迫力ある写真は、まるで自分が昆虫になってその場にいるような気分にさせてくれる。

 フリーとして独立して50年。今月2日には80歳になった。節目の写真展のタイトルはずばり「昆虫」。数十年前に撮影された作品も展示される。22日まで。入館無料。