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【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】モンキーターンで初の「SG戴冠」した記念の地! 埼玉・ボートレース戸田 (1/2ページ)

 24場の旅、埼玉・ボートレース戸田の巻。1964年の東京五輪のボート競技会場であり、全国一狭いコースだが、植木通彦氏にとってモンキーターンで初のSG戴冠、モンキー時代を切り開いた記念すべき場だ。

 「私が『艇王』と呼ばれるきっかけの場です。狭いコース幅で6艇同時に旋回する第1ターンマークはボートレースの醍醐(だいご)味でファンを魅了します。いまはスピードに乗ったモンキーターン全盛ですからターンの出口の広さを確保するためにターンマークをスタンド寄りに振っていて37メートル幅しかありません。ここに6艇が殺到するわけです」

 迫力のレースが見られる半面、必ずしもインは強くない。ボートレースは1コースが有利といわれるが、戸田の1コースは第1ターンマークでハンドルを切るスペースに余裕がない。

 「わずかなスタート遅れでセンターからのまくりや差しに大敗するシーンが多い。勝つためにはスタート力はもちろん、モーター力が必要となります」

 そんな戸田で植木氏は93年ボートレースクラシック、96年グランプリと2度にわたりSGを制覇した。

 「クラシックはSG初優出初優勝でした。1号艇で出場した優勝戦でしたが、5コースからのレースとなりました。モーターの仕上がりでは福岡の先輩の清水克一さんが上でした。野中和夫さん(大阪)や今村豊さん(山口)などSG常連もいましたが、まだモンキーターンを常時使う時代ではありません。私のモンキーターンはこのレースでは威力を発揮しました」

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