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【当てちゃる券】久留米ナイター2日目11R 中本-坂本のマッチレース

 オレはもともと女は男よりも強い生き物だと思っている。男は生来の女々しい性分を矯正するために「男らしくしなさい」と言われ、女は激しい気性を隠すために「女らしくしなさい」と言われる。その証拠に元カノを保存して時々引っ張り出して思い出すのが男で、新しい男ができると上書きして過去を消すのが女だ。

 この前、長男犬・ケンタの古い彼女(ぬいぐるみ)を処分して新しい子をプレゼントしたが、喜んでくれるどころか落ち込んでいる。こいつもオス、昔の女が忘れられないのだ。

 反対に厚かましさを隠す必要がなくなった年齢の女性はすさまじい。女子トイレが込んでいるときに、男子トイレに入ってきて用を足して平然と出ていったオバチャンに遭遇したことがある。人間以外でも女が強い。

 カマキリのオスは交尾の後メスに食われ、サケは命がけで遡上(そじょう)し1匹のメスにオスが群がり射精すると死ぬ。ハチのオスたちは死ぬまで女王蜂のためにせっせと働き続ける。

 若い頃、スケートと自転車の二刀流で冬季と夏季の五輪に出場した現在は五輪担当相の橋本聖子先生と小倉競輪場で練習させてもらったことがある。

 「ハードな練習がいやになりませんか?」と聞いたら「いつも失神するまでやります」と答えてくれた。オレは背筋が寒くなり、自分が恥ずかしかった。

 先日のガールズGPの記者会見にドレスアップして登場した彼女たちの方が男子のGP選手より交わす視線に火花が散っていたのが分かった(怖)。

 久留米ナイター2日目S級準決勝9Rは藤井を走らせ小倉が抜け出す〔1〕-〔2〕〔5〕〔8〕-〔2〕〔5〕〔8〕のボックス。

 10Rは嵯峨が力でねじ伏せる〔9〕⇔〔2〕-〔1〕〔3〕〔4〕。

 11Rは中本-坂本のマッチレース〔1〕⇔〔7〕-〔4〕〔5〕〔9〕。(元競輪選手)

 ■内田浩司(うちだ・こうじ) 1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡県65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。