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【谷友梨子の検車場リポート】四日市2日目8R “ストロングスタイルの競輪”田頭寛之選手に期待

 「めちゃ2イケてるッ! 素敵やん」の横断幕は、田頭寛之選手のもの。3年半前のデビュー戦を見てファンになってくださった方が作ってくれたものだとか。

 そのデビュー戦は、丸2周を外併走させられる苦しい展開から踏ん張って2着! 四日市ナイター初日もゴール前で差されはしましたが、とても粘り強い脚を見せつけていました。自身を「とにかく僕はセンスがなく不器用。だから意志を持って先輩にもらったアドバイスのとおり、一歩一歩しか進めないんです。2段飛ばしはできないタイプ」と話します。

 「先行してS級に上がりたい」と、ひたすら積極的な競走を貫き、来期からは念願のS級昇級となりそうです。

 選手になったキッカケは?

 「25歳まで社会人で野球をやっていましたが、次の仕事を探したとき、体力しか取りえがなかった。勝負の世界でまだやれる可能性があったので、競輪界に飛び込んできました」

 普段は、庶民派でちゃめっ気たっぷり。「椎名林檎さんとオールナイトニッポンのラジオが大好き! 今、一人暮らしです。元日は、お餅よりもタンパク質をと、卵と一人鍋を食べました」と話す31歳です。

 来期に向けては?

 「この半年は色々やって、S級で戦えるよう、A級で強い競走をしていきたいです。“ストロングスタイル”で! あ、これは元々、アントニオ猪木さん提唱のスタイルです。プロレスファンのオードリーさんもラジオで“ストロングスタイルのお笑い”をやりたいと言っていて。だから、僕も“ストロングスタイルの競輪”で頑張りますよ!」

 2日目A級準決勝(8R)も強い競走が見られそうです!(フリーアナウンサー)

■谷友梨子(たに・ゆりこ) 四日市・松阪競輪場を中心に活動している競輪キャスター。元々関西在住も、どっぷりと競輪に浸かりたく、三重に引っ越した変わり種(現在は名古屋市在住)。「人生の縮図」とも言われる競輪の、馬でも舟でもなく、自分の意思を持つ「人」が走るギャンブルというところに最高の魅力を感じている。一番好きなシーンは、「戦い終えた選手が、敢闘門で仲間に出迎えられるところ」と、これまたマニアック!?