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【真打 立川志らべ 口先先行一車】佐藤慎太郎のすごさ 小倉初日11R積極先行野口で勝負

 あけましておめでとうございます。と、1月も半分以上過ぎて言う挨拶でもないのですが、落語の世界では、なぜか1月いっぱいくらいはお正月モード。前座さんは二ツ目以上の先輩に「あけましておめでとうございます」と言うとお年玉がもらえるというドル箱システムになっているのです。ですから、前座さんに会わないように心がけるのが今月の課題です。

 こんな時期ですが、今年初めてのコラムなので、昨年末のKEIRINグランプリについて触れなくてはならないでしょう。

 結論から言うと当たっていません。脇本雄太を中心に狙っていた身としては、4コーナーでは一瞬夢を見ましたねぇ。佐藤慎太郎と新田祐大がもうちょっともつれてくれれば、私も今ごろは堂々と前座さんにお年玉を配っていたことでしょう。

 ただ、やはり慎太郎はお見事でした。私は去年の春からずーっと慎太郎には敬意を表しております。なぜかと言うと、北日本には有力な若手の機動型が少ないからです。GIクラスでは新山響平あたりを使ってしまうと、その先に目標がなかなかいない状況が多いわけです。そんな中、きっちり賞金を積み上げ、オールスターのワンチャンスをしっかりものにして、さらにグランプリでもチャンスを逃さない勝負強さ! もはやお見事としか言いようがないではないですか!!

 でも、1着に狙えなかったのは、やはり前を任せる新田がいつもながらの8番手だと思っていたからです。さすがの慎太郎もバックで9番手は厳しいですからねぇ。そしてそこが私の甘いところ…。

 小倉ナイター11Rは、前場所の四日市でも初日特選で対決している野口と柴崎が再戦。小倉バンクを味方につけた積極先行の野口に再度、軍配が上がるかな。番手は競りなので、柴崎が巻き返しての〔1〕⇔〔3〕-〔6〕〔7〕〔5〕、小嶋の差しも一考で〔1〕⇔〔6〕-〔3〕〔5〕〔7〕。

 年下の野口と柴崎にお年玉ねだる車券だ!

■立川志らべ(たてかわ・しらべ)1975年9月3日生まれ。静岡県伊豆の国市出身。落語家。2000年に立川志らくに入門。07年に二ツ目昇進。18年10月に真打昇進。趣味は音楽鑑賞、サッカー観戦。競輪の造詣が深く、好きな選手は村上義弘(京都73期)。本紙競輪面にコラム『真打 志らべの口先先行一車』を連載中。