【検証55歳からの性 アンチエイジングSEX】暑かった夏の疲れが体にたまったこの時期は「疲労臭」にご注意! 秋風のような爽やかさで、女性を魅了して

体臭は体調のバロメーターでもあります (深澤宏太撮影)

 気温も落ち着き、涼しく感じる日も増えてきました。ようやく暑さからも解放され、汗もかかなくなってきます。すると体臭も抑えられますが、まったく気にしなくていいというわけではありません、実は、この時期特有の“疲労臭”というものがあるからです。

 今は暑かった夏の疲れが体にたまっている時期でもあります。疲労は内臓に大きな影響を及ぼします。内臓の機能が低下し、循環が正常に行われなくなると、汗に別の物質が混じってしまい、異臭を放つことに繋がります。その原因となる物質が『アンモニア』です。

 アンモニアは主に、人間がタンパク質を摂取した際、腸内細菌により分解されることで発生します。健康体であれば、アンモニアはさらに肝臓で分解され、尿として体外に排出されます。しかし、肝機能が低下していると、分解がスムーズに進まず、血液を介して全身に行き渡り、毛穴から汗や皮脂とともに分泌することになります。この時に、独特のツンとした臭いを発してしまうのです。

 通常、汗そのものに臭いはありません。皮脂やあかを雑菌が分解し、繁殖することで異臭を放つようになります。ですから、この雑菌が増えないように除菌をすれば、臭いは軽減されます。しかしこれでは、疲労臭の解決には至りません。

 疲労臭を抑えるためには、まず体調を整えること。特に、肝臓を正常に機能させることです。有効なのは、『オルニチン』を含んだ食材の摂取。シジミやチーズに多く含まれ、これらは二日酔いの解消などにも用いられるもので、肝機能回復に効果があります。

 汗の臭い予防に使用されるデオドラント剤の使用も、まったく意味がないということはありません。アンモニア臭の抑制に有効なミョウバンを含んだものであれば、効果が期待できます。

 逆に、もし体調に変化を感じていないのに、体からツンとした臭いを発している場合は、内臓機能に異常をきたしている場合があるので、早期発見の目安にもなります。

 男の身だしなみとして、臭いに気を使うのは当然のこと。秋風のような爽やかさで、女性を魅了してください。

 ■山下真理子(やました・まりこ) 医師。京都府立医大卒。美容やアンチエイジングに関する講演を数多く行う。著書に「女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス」(ぶんか社)。