【健康誌イチオシ特報】イボ痔と裂肛は「肛門筋トレ」などの運動法で、症状を軽減

肛門筋トレのやり方 (1)と(2)を1日1回行う

 あまり大きな声では言えない病気の代表ともいえる「痔(じ)」。実は、日本人の成人の3人に1人は痔に悩む「痔主」(じぬし)という報告もあり、意外に多くの人が悩む国民病の一つといえます。

 軽い症状の痔であれば、市販の薬でなんとか対処できるものの、「脱肛(イボ痔が脱出すること)したまま戻らない」「排便時に大量に出血する」「痛みで座ることができない」といった重症になると、市販薬では対処しきれないようです。

 現在発売中の『夢21』10月号(わかさ出版)では、そうした重い症状でも軽快したという「お尻ねじり」「肛門筋トレ」などの運動法を、痔の最新治療(手術など)とともに紹介しています。

 肛門科の医師によると、そもそも痔とは肛門の病気の総称であって、大きく「痔核」「裂肛(れっこう)」「痔瘻(じろう)」の3つに分けられるといいます。

 痔核は痔の中で最も多いタイプで、一般には「イボ痔」と呼ばれるもの。痔核という肛門周囲にできるイボ(静脈瘤)が大きくなって、出血したり、肛門外にはみ出してきたりします。

 裂肛は「切れ痔」のことで、硬い便が出たときなどに肛門上皮が裂けて激しく痛んだり出血したりします。便秘症の女性に多く見られるそうです。

 最後の痔瘻は、肛門内にある肛門腺という部分が化膿して膿がたまり、その膿が体を侵食しながら肛門の外側までトンネルを作って肛門周囲に漏れ出す病気。強くいきんで排便する習慣のある男性に多く、治療は手術が基本です。

 これら3タイプの痔の中でも、イボ痔と裂肛は肛門周囲の血流をアップさせれば症状が軽快するそうです。その方法として紹介しているのが、先に挙げた「肛門筋トレ」などの運動法です。

 効果として、「イボの大きさが小さくなって脱肛しなくなった」「出血が止まった」などの改善例があるほか、便失禁や尿失禁の予防・改善効果も期待できるそうです。

 最新号の『夢21』では、こうした運動法のほか、痔瘻を招く過敏性腸症候群や下痢体質を解消する「腸ヨガ」、お尻に負担をかけない便秘改善法などの自力療法を紹介。手術実績が豊富な専門病医院のリストや、肛門科医が開発した痔を改善する低反発クッションなど多彩な情報を掲載していますので、ぜひ、参考にしてください。(『夢21』編集長、上野陽之介)