【人とペットの赤い糸】「撫でてもいいですか」と声がかかるかも…ペットのいる独身男性はモテる?

ペットのいる独身男性はモテる?

 人間と犬が暮らし始めた歴史は、遺跡から1万5000年前という説と、ロシアでは3万年前に犬の化石が見つかったとの報告もある。一方、猫と共に暮らし始めた歴史は、やはり化石から1万年前と報じられている。

 犬は、昔危険な動物が近づいてきたのを人間に教えたり、人間の狩りに同行したりという時代もあった。猫は人間が保管していた穀物をネズミの被害から守るために、飼い始めた歴史もある。

 人間がペットを家畜として迎えた時代から、愛玩動物、コンパニオンアニマル、そして現在、先進諸国では、人間と共に暮らすかけがえのない伴侶動物としての存在となっている。まさに、人間とペットは赤い糸で結ばれている。

 ペットフード協会の2016年の調査によると、ペットと暮らしていると「人とのコミュニケーションが増えた」(犬=41・4%、猫=27・4%)というデータがある。男が一人で公園のベンチで座っていても誰からも声はかけられないのが普通だ。しかも最近は物騒な時代。あまり見知らぬ人に安易に声をかけないようにしたいと思う女性は多いはずである。

 ところが、独身男性がベンチにかわいい犬と共にいたらどうだろう? 傍を通り過ぎる女性から「かわいいワンちゃんですね! ワンちゃんを撫でてもいいですか?」と声がかかるかもしれない。

 また、男女の出会いに繋がるかもしれない。可愛い犬と共にいる方が優しい男性と見られるはずだ。最近は、ペットを介してのお見合いも多くなってきている。人とペットの赤い糸もそうだが、ペットは人間同士を結びつける赤い糸の役割を担っていると言っても過言ではない。

 夫婦関係では、「夫婦の会話が多くなった」(犬=59・9%、猫=57・8%)、「夫婦の関係がなごやかになった」(犬=45・5%、猫=46・6%)、「夫婦げんかが少なくなった」(犬・猫とも=34・3%)という嬉しい調査結果がある。

 夕刊フジの読者は夫婦円満だと思うが、万が一、夫婦間や家族間でコミュニケーションが上手くいっていない場合は、ペットとの暮らしを始めることにより、新たな赤い糸が生まれるかもしれない。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。

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