秋の花粉症の原因・症状・なりやすい人・予防策まとめ

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秋の花粉症になりやすい人は?

 花粉症といえば「春」のイメージが強いだろう。鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、流涙など、花粉症に悩む人にとっては非常に過酷な時期であることは間違いない。しかし、実は秋にも花粉症が存在するため、夏が過ぎた今も油断は禁物なのだ。そこで、今回は蒲田よしのクリニックの医師、吉野さんに、秋の花粉症について話を聞いた。

 ■秋の花粉症を引き起こす植物、秋の花粉症になりやすい人

 秋の花粉症を引き起こす植物にはどんなものがあるのだろう。また、秋の花粉症になりやすい人はどのような人なのだろうか。

 「花粉症の原因としては春先のスギ花粉、ヒノキ花粉が有名ですが、夏から秋にかけても様々な植物の花粉がアレルギー症状の原因となります。夏場はカモガヤ、ハルガヤなど、秋にはヨモギやブタクサなどの花粉が原因として挙げられます」(吉野さん)

 春や秋だけにとどまらず、夏にも花粉症を引き起こす植物があると吉野さんはいう。

 「ただ、花粉症の発症においては同じ環境下であってもかなりの個人差があります。大きな症状として挙げられるのは腸内環境の乱れです。腸内細菌に何らかの異変があると、免疫機能が異常をきたし、アレルギー体質を助長し、花粉症の発症、増悪を促進してしまうのです」(吉野さん)

 健康への影響のイメージが強い腸内環境だが、花粉症の発症をも左右するとは驚きだ。

 ■秋の花粉症の症状

 では、具体的に秋の花粉症にはどのような症状があるのだろうか。

 「基本的には、スギなどを原因とする春の花粉症と同じような症状です。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目の痒み、流涙などです。ただし秋に飛散するヨモギやブタクサなどの花粉は、スギやヒノキなどに比べて小型で、鼻より奥の気道まで届きやすいのが特徴です。そのため、一部の患者では咳込みや呼吸困難などの症状が現れやすい、という傾向もあります」(吉野さん)

 秋の花粉症は、春の花粉症と似たような症状から気管支喘息に似たような症状まで存在するらしい。

 「それに加えて春も秋も共通ですが、アレルギー傾向という要素を反映して、アトピーや蕁麻疹など皮膚のアレルギー症状も現れやすいです。このアレルギー症状の様々な事情により、食欲低下、不眠傾向、肌荒れ、頭痛、肩凝りなどの症状を引き起こすこともあります」(吉野さん)

 内科的な症状だけにとどまらず、春の花粉症同様にアレルギーとして肌トラブルを引き起こすこともあるとのこと。発症してしまうと厄介かもしれない。

 ■秋の花粉症の予防策

 秋の花粉症を予防するためにはどのような対処法があるのだろうか。

 「基本的には春の花粉症と変わりません。花粉が飛びそうな日には、マスクの着用をする、花粉から身を守る方法の一つとしては、花粉の発生源から離れる、腸内環境を整える、身体を温めて免疫力を向上するなどが挙げられます。36.5℃、もしくはそれ以上まで体温が上がると、免疫力は明らかに向上します」(吉野さん)

 花粉症を予防する基本として、マスクなどの対策は重要だが、それ以前に身体の免疫力の向上を目指すことが大切であると吉野さんは語る。確かに、生活習慣によって腸内環境が乱れている人は多いだろう。吉野さんのアドバイスをもとに生活習慣を見直すことも忘れてはならない。

 なお、「教えて!goo」では「秋の花粉症に悩んでいる方はいますか?」ということでアンケートも実施中だ。

 ■専門家プロフィール:内科医 吉野真人

 1962年、岩手県一関市生まれ、山形大学医学部卒業。山形県内の複数の病院で内科医として18年勤務し、2009年4月八重洲よしのクリニックを開業。自然治癒力の向上に注力した心身の治療や、健康増進のためのカウンセリング、産業医活動を手広く展開してきた。2011年11月蒲田よしのクリニックを開業。

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