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復活「べんてん」 後継者に期待 (1/2ページ)

 2014年6月、惜しまれつつ閉店した高田馬場の超人気ラーメン店「べんてん」。1995年創業だから約20年間、ラーメン激戦区の高田馬場で人気を維持継続してきたのである。入れ替わりの激しい激戦区にあって、これはすごいことだ。

 ラーメン店は同じ味を続けるだけでは常連さんがずっと来てくれるとはかぎらない、といわれている。食べる方の味覚も進化しているから、提供する側も日々少しずつでもレベルアップさせていかなければ常連さんの満足を得られないということだ。これをラーメン好きの間では「春木屋理論」と呼んでいる。1949年創業の老舗人気店「春木屋」の創業者が味について語っていた名言である。

 「べんてん」の営業最終日の先頭は前日21時から並んだとか。つまり14時間待ちである。朝6時の段階で120人待ちという大騒動にまでなった。閉店理由は建物の老朽化のため、というものだった。

 店主はこの期間に病気療養していたこともあり、9月18日11時、成増に2年3カ月ぶりの復活となったのである。私も好きな店だったので初日に行こうと思ったが、さて何時に行ったらいいものか? 散々迷った末に開店1時間前を狙った。ラーメン仲間は8時着で12番目。私は10時着で32番目だった。

 雨も降り出してきた。そんな中、開店時間には60~70人が並んだ。予想よりは少なかったともいえるが、別の観点からすると「みんなよく知ってるな~」とも思った。みんなラーメンが、そしてべんてんが好きなのね~(私もだ)。

 並んでから2時間半待って着席。厨房(ちゅうぼう)内には店主と若いスタッフ。どうやら息子らしい。でも、店主がほぼ1人でやっているので結構時間がかかる。店主は「息子に教えて俺はすぐに引退するよ」と寂しいことを言っている。親子2人体制で長く続けてほしいものだ。

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