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最古で最新の鹿児島ラーメン (1/2ページ)

 九州で唯一、久留米ラーメンの影響を受けていないご当地「鹿児島ラーメン」。その始まりが1947年にオープンした「のぼる屋」だった。私が最初に訪れたのは98年。鹿児島ラーメンツアーと称して1泊2日で12軒回った。

 この時の感想が面白いのであげておく。12軒の少ない経験(鹿児島には1300軒ほどラーメン店があるらしい)で感じた鹿児島ラーメンの特徴。

 ▽白っぽくて細目(博多よりは太め)のストレート麺▽三枚肉の小さく切ったチャーシューとキャベツを中心とした野菜がたっぷり▽とんこつ鶏ガラのあっさりスープに醤油ダレ▽単価が高い(12軒の平均は692円。私が知っている範囲で都市別で日本一高い)▽従業員は女性が多い(男性がいなかったのが3軒あった)▽漬物がほとんど出てくる(出てこなかったのが1軒のみ。大根が多い)▽丼に麺を入れ、具をそろえ、最後にスープをかけるお店が多い(確認できただけで7軒)▽麺を一度に数多く茹でる店が少なくない(くろいわ16杯、こむらさき29杯)▽焼きネギ(鹿児島ではこう呼ぶ)が入っている(5、6軒)などなど。

 そして「のぼる屋」だが豚骨鶏ガラに魚介を加えた無化調の優しい白濁スープにかん水を使わないうどんのような独特の白っぽいもちもち麺。具は豆もやしとチャーシュー。そんな老舗も三代続いたが2013年に休業し、翌年に惜しまれながら閉店。あとを継ぐ予定の息子さんも亡くなって後継者がいなかったのだ。

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