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【ぴいぷる】樹を見るに敏、自治体も注目の珍樹ハンター・小山直彦さん 「ひとり遊びしていた子供が、そのまま大人になった感じ」 (1/2ページ)

 肩書は「珍樹ハンター」。動物や人間に似た樹木に表れる模様や形を探し、写真に収める人を指す。取材前は正直、「おおげさだなぁ」と思っていた。クマやイノシシ相手ならまだしもハンターとは…。

 そんな先入観はすぐに覆った。東京都調布市、小金井市、三鷹市にまたがる野川公園が取材場所。俳優の津川雅彦さんに似ているという珍樹に向かう途中、「集中力が大事ですよ」とハントのコツを明かしたのだ。

 一緒に歩いていても、見えているものが違う。お目当ての珍樹に近づいても記者には分からない。ようやく気がついたのは、木を間近にしてからだった。

 「体調が悪かったり、考え事をしていたり、忙しいと無理でしょうね」

 まるで猟当日のために体調を整える猟師ではないか。すいません。全然大げさではありませんでした。

 そもそもなぜ珍樹ハンターになったのか。

 本人に言わせると、「ひとり遊びしていた子供が、そのままひとり遊びする大人になったみたいな感じ」。

 小学校の頃、いろいろなものが異なるものに見えたという。例えば、雲が動物に見えたり、歩道橋から眺めた車がロボットに見えたりした。

 仕事に忙しくその後は忘れていたが、フリーランスとなった約10年前、子供の頃の記憶がよみがえった。山を歩いていて木の根っこがトカゲのように見えたのだ。「これって子供の頃に思っていたアレだなと思いました」。木を気にかけるようになり、コレクションが増えていった。

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