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毒舌大将とカオスの夜 八丁堀で昼夜営業「鮨まさ」(東京・八丁堀) (1/2ページ)

★「鮨まさ」(東京・八丁堀)

 東京・八丁堀の新大橋通りから一本西側のすずらん通り、ガラス戸の内側にはカウンターで楽しそうに立ち飲みしているサラリーマンたち。戸を開けて中に入ると、大音量のロックとともに「また来たのか、バカ野郎!」と大将の声が響く。「鮨まさ」のディープな夜の始まりだ。

 大将の森田勉さんは、もともと千葉県松戸市の鮨店で職人をしていた。そこに勤めにきた女将さんの美智子さん。同じ向島出身ということで意気投合し、めでたく結婚。

 1983年に念願かなって向島に2人の店を出した。99年には女将さんの弟さんの仲介により、八丁堀の現在の場所にも立食いの鮨店を持つ。

 それで昼は八丁堀、夜は向島という生活を送ったが、体力的な問題もあって、向島の店をたたみ八丁堀で昼夜営業することになった。

 ランチでは海鮮丼を出す普通の店だが、夜になると雰囲気が一変。次々に常連客が現れ、昔の歌謡曲からロック、ソウルまで好きな音楽をかける。大将も飲み始め、時間が経過するとともに「ふざけんなガキ!」「何言ってんだブス!」とヒートアップ。

 そうなると女将さんも黙っていない。「調子乗ってんじゃないよ! あんたのほうがよっぽどバカ!」。すかさず大将は「ああ、時々な。パートタイムのバカでパート・バカラック!」。

 そんな2人のやりとりに客は爆笑。「確実にバカだね」。すると「時代は不確実だって昔ガルブレイスが言ってたよ!」なんてことも言い出すから油断がならない。

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