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【安達純子 血圧を下げる新常識】専門医に聞く本当の測定法 毎日同じ時間帯に同じ機種で測るのがコツ (1/2ページ)

 血圧を正常に導くには毎日、家庭で血圧測定をすることが大切だ。このとき、主治医から「血圧測定器は、二の腕で測るタイプの機種を選んでくださいね」といわれたことがある人もいるだろう。手首で測定するタイプとどう違うのか。東京医科大学病院循環器内科の冨山博史教授が説明する。

 「血圧は、動脈を圧し潰して測定します。手首には2本の骨と2本の動脈があるため、正確な数値を導きにくいのです。二の腕は、動脈が1本で骨に阻まれることもなく、正確な数値を得られやすくなります。毎日、同じ時間帯に同じ機種で測るのがコツです」

 日本高血圧学会の治療ガイドラインでは、家庭血圧は収縮期血圧135(単位・mmHg以下同)以上、拡張期血圧85以上で高血圧となる。手首で測って「上が130、下が80だから安心」と思っていると、二の腕で測ったときに「高血圧」になることがあるのでご用心。

 「医療現場では、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを診るときには、二の腕の血圧だけでなく、心臓の近くの血圧についても評価することが重要だと考えています。この血圧は“中心血圧”と呼ばれ、日本だけでなく欧州でも広く研究されています」

 心臓からの血液は大動脈を経て、脳や腎臓などの臓器に送られるため、動脈は枝分かれしている。枝分かれした動脈は細くなるので、血液を流すときの抵抗が高まり、心臓に向かって血液の一部は逆流する。

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