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「お魚を大切に」がスローガン ツナコツラーメン生んだ「あの精神」 (1/2ページ)

 新横浜ラーメン博物館に今月2店舗目の新店がオープン! 3月1日の利尻から来た「味楽」に続いて今度はニューヨークからだ。店名は「YUJI RAMEN」。日本人の店主はアメリカで長い間、魚の卸に携わった「魚のプロ」。そんな店主が作り上げたラーメンはマグロのうま味を引き出した「ツナコツラーメン」。

 スープは豚骨や鶏ガラは一切使わないアニマルオフ。昆布だしを使って鮪骨(つなこつ)を白濁させたもの。麺は極細ストレート。低加水のためスープを吸って味が染み込んでおいしく食べられる。トッピングは、チャーシュー替わりに「マグロのハラモ」(大トロの一部)。他に刻み海苔と白髪ネギとゴマ。ちょっと小ぶりな丼で出てくるが後に述べる「もったいない」に繋がる。

 マグロのうま味を引き出したという鮪骨スープは一口目は不慣れなこともあり、魚臭さや違和感がある。しかし、食べ進んでいくとすぐに慣れてくる。それどころか、慣れだけではなくうま味を感じてむしろおいしく、その味にハマっていく自分に気が付く。結局、完食完飲。実においしく、日本にもなかなかないタイプのラーメン。

 こちらの店主には「MOTTAINAI」という考え方があり、ニューヨークでは魚を丸ごと買い付け、朝昼は焼き魚を提供し、夜は残ったアラを使ってラーメンを提供している。

 2004年、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん(ケニア出身の女性、11年死去)が来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語。Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。

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