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【安達純子 血圧を下げる新常識】スマホやPC活用、自宅で診察「都市型遠隔診療」スタート (1/2ページ)

 健診など診察室での血圧測定では、収縮期血圧140(単位・mmHg以下同)以上、拡張期血圧90以上は高血圧と診断される。国内では高血圧の人は約4300万人と推計されているが、およそ半数の人は医療機関を受診しておらず、高血圧を放置した状態という。理由としては、「病院へ行くのが面倒」「行く暇がない」「診察や薬の処方の待ち時間が長い」など、多忙な日常生活が関係していた。

 この状況に一石を投じるべく、東京女子医科大学病院高血圧・内分泌内科の市原淳弘主任教授は、民間企業との共同研究で、スマートフォンやパソコンを活用した「都市型遠隔診療」をスタートする。

 「高血圧を放置すれば、心筋梗塞や脳卒中などのリスクは高くなります。しかし、働き盛りの都市部の人は仕事や育児などに追われ、医療機関を定期的に訪れることが難しい。それを解消するひとつの方法として、研究を進めることにしました」

 市原教授によれば、遠隔診療は次のような仕組み。(1)最初に医療機関を受診して、高血圧の診断と治療方針を決定する。(2)毎日、自宅で血圧測定をして専用ソフトに入力。(3)仕事が終わって帰宅した後に、テレビ電話やチャットで医師と会話をする。(4)医師はデータや患者の話で診断や薬の処方を行う。支払いはカード決済。(5)薬は宅配便で患者の自宅に届けられる。

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