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【安達純子 血圧を下げる新常識】急激な気温差で血圧上昇 冷える夜の花見は「首を温める」 (1/2ページ)

 気温の上昇に伴い血管は広がりやすくなり、血圧コントロールを行いやすいといわれる。しかし、急激な気温差による血圧上昇も起こりやすい。特に注意が必要なのは夜の花見だ。

 「日中は暖かくても、夜桜を見に行くと底冷えの状態ということがあります。日中と同じスーツ姿で花見に行き、ブルブルと身体が震える状態では、血圧が上昇しやすいのです。防寒グッズで暖かくするようにしましょう」

 こうアドバイスするのは、東京女子医科大学東医療センター内科の渡辺尚彦教授。約30年前から24時間血圧測定器を自ら装着し、さまざまな研究を行っている。そのひとつが、冷蔵庫や冷凍庫に入る実験。25C°の室内から5・4C°の冷蔵庫に入ったところ、収縮期血圧125(単位・mmHg以下同)程度が、一気に160まで上昇したという。マイナス16C°の冷凍庫では一気に200を超えた。

 「急激な血圧変動は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。しかし、冷蔵庫や冷凍庫に入るような状況が、日常生活には潜んでいるのです。薄着で参加する夜の花見も、まさに冷蔵庫に入るような状況に陥りやすいといえます」

 しかし、中には「気温をいちいち気にするのは面倒」という人もいるだろう。そんな人に渡辺教授が勧めるのは、「首を温める」防寒対策だ。

 「首には、体温調節のスイッチともいうべき『動静脈吻合(ふんごう)』という血管があります。首を温めていると、体温を下げないように末端への血流を促し、血圧上昇も防いでくれるのです」

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