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【安達純子 血圧を下げる新常識】健診数値入力で10年間の心筋・脳梗塞リスク分かる! 「循環器疾患リスクチェック」サイトが公開 (1/2ページ)

 診察室の血圧測定で収縮期血圧140(単位・mmHg以下同)以上、拡張期血圧90以上は高血圧で、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるといわれる。しかし、自覚症状がなく健康体を自負していると、「自分に関係ない」と思うことがあるだろう。

 そのリスクを客観的に知る方法として、先月9日、国立がん研究センターによる多目的コホート(JPHC)研究の「循環器疾患リスクチェック」サイト(http://epi.ncc.go.jp/riskcheck/circulatory/)が公開された。

 自分の健診数値を入力すると、10年間の心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクとともに改善すべきポイントがわかる仕組みだ。

 「追跡調査を行った疫学研究では、高血圧によって脳卒中や心筋梗塞のリスクが明らかに高くなっています。しかし、ご自身に置き換えてリスクを考えるのは難しい。そこで、簡単に自分のリスクを知ることができるシステムを開発しました」

 こう話すのは、藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学の八谷寛教授。長年、愛知県内のフィールドで疫学調査研究を行い、JHPC研究で循環器疾患リスクチェックを構築した。

 「脳卒中などが起こるには(1)慢性的に徐々に血管が蝕(むしば)まれること(2)急激な血圧上昇などのトリガー(きっかけ)の2つの要素があります。リスクチェックでは主に(1)の程度を評価しています。しかし、同じリスクでも(2)によって個人差があるのです。リスクチェックと同時に、どうやってトリガーを減らすかということも考えていただきたいと思っています」

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