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健康長寿の実現に欠かせない「足の健康」をサポート 埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長・高山かおるさん (1/2ページ)

★玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長・高山かおるさん

 健康長寿を実現する上で、「足」の健康を無視することはできない。埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長の高山かおる医師は、そんな「足の健康」を医学的な見地からサポートする「フットケア」の第一人者として知られる皮膚科医。

 「以前、透析患者の多い病院に勤務していて、足の壊疽(えそ)の治療に当たる機会が多かったんです。壊疽というと糖尿病の合併症が知られていますが、その大本をたどればタコやウオノメ、巻き爪、爪白癬(足の爪の水虫)など。ならばその段階からきちんと治療して治す専門外来をやってみよう-ということになって、フットケアに取り組むようになりました」

 現在の外来では糖尿病の有無に関係なく、皮膚科領域での足の病変に広く対応し、薬物治療や外科的治療だけでなく、歩き方の修正や靴の選び方の指導、生活上の「足の習慣」の見直しなどを柱としたアプローチで、症状改善を進めていく。

 現状では診療報酬上の点数が付く処置の少ないフットケア。病院としては利益の出しにくい領域だが、高齢化を背景にニーズは高まるばかりだ。テレビや著書でその存在を知った患者が、遠方からも集まってくる。

 「フットケアは、医師だけではできません。看護師や理学療法士、さらには装具屋さんや靴屋さんなど、色々な職種の人たちと関わって初めて成り立つ仕事。それだけに大変だけど、やりがいも感じます」

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