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【糖質制限 結局いいのか、悪いのか】血糖値の“乱高下”は悪化原因!合併症「糖尿病性網膜症」、制限食で失明救える (1/2ページ)

 糖尿病三大合併症の1つである糖尿病性網膜症の悪化を防ぐ観点から患者に糖質制限を勧めているのが、『視力を失わない生き方』(光文社新書)などの著書で知られる深作眼科(横浜市)の深作秀春医師だ。

 「経験的にわかってきたことですが、糖尿病性網膜症などの合併症を悪化させる原因は血糖値の急激な変動と低血糖です。つまり糖質制限のないカロリー制限食で血糖値を上げ、インスリンや内服薬で下げる一般的な糖尿病治療では合併症がよくなるどころか、悪くなる一方なのです」と訴える。

 三大合併症はいずれも細い血管がつまる病気。糖尿病性網膜症は、網膜の細小血管がつまって眼底や硝子体(がらすたい)で出血を繰り返す。進行すると炎症反応で眼球内の線維組織が増殖し、最終的に網膜剥離(はくり)で失明に至る。2013年の統計によると年間で約3000人以上がこの病気で失明している。

 「当院で糖尿病性網膜症と診断し、そこで初めて糖尿病と気づく患者さんも少なくありません。その場合、糖尿病の専門医に紹介するのですが、何度も『血糖値の上下変動を少なくするように、低血糖を起こさせないように』とお願いしているにもかかわらず、多くの医師は薬で血糖値を下げればよいと考えているようで、かえって網膜症の悪化を招くケースも多い」

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