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痛みに強い ストレスによる心身の苦痛に「森田療法」で成果上げる 東急病院心療内科 (1/2ページ)

 ストレスが心身に悪影響を及ぼすのは周知のこと。たとえば、緊張するたびにお腹が痛くなり、必死に腹痛を止めようとして治らないと、次第に気持ちは落ち込む。その対処法がわからず悪化の一途をたどることも。そんなストレスによる心身の苦痛に対し、森田療法などで成果を上げているのが、東急病院心療内科である。

 腹痛などの身体的な症状に対しては、潰瘍(かいよう)などの別の病気が潜んでいないかを確認した上で、丁寧な治療を行っているのが特長といえる。

 「緊張してお腹が痛くなると、ストレス関連と解釈されがちですが、腹痛には臓器の病気が関わることもあります。患者さんの中には、過去に大腸がんが見つかったケースもあります。それを見逃さないことは重要です」

 こう話す同科の伊藤克人医長は、森田療法の治療を長年行っている。簡略化して言えば、心身を苦しめる症状に患者が正面からぶつかるのではなく、日常生活の中で取り組めることに気持ちを向かせ、心身の苦痛を和らげる療法だ。1920年代に森田正馬氏が生み出した森田療法は、現在、国内外に普及。伊藤医長は、一般の人向けに「MORITA」と称し、わかりやすい内容のセミナーも行っている。

 「森田療法は、外来で実施しています。患者さんに、その日の出来事を日記にして、感想を書いてもらいます。こちらで、患者さんの気持ちの修正ができるようなコメントを添え、自身の気づきにつなげるのです」

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