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【安達純子 血圧を下げる新常識】太っているように見えない「内臓脂肪型肥満」の危険 極端なダイエットよりも継続的な食生活の見直しを (1/2ページ)

 高血圧の改善には、繰り返し書いてきた通り、食生活の見直しが不可欠だ。塩分や高脂肪食を控えて、肥満を解消することが鉄則。ところが、親が高血圧といった家族歴はなく、それほど太っていないのに、高血圧や脂質異常症と診断される人もいる。脂質異常症は動脈硬化を促進させ、さらに高血圧の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めてしまう。いったいどうしてこのようなことが起こるのか。

 「加齢とともに脂肪のつき方は変わってきます。それほど太っていなくても、お腹周りに内臓脂肪が増えやすくなるのです。いわゆる内臓脂肪型肥満になると、高血圧、脂質異常症、高血糖、そして、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクは高くなるのです」

 こう説明するのは、東京医科大学病院循環器内科の冨山博史教授。高血圧治療のエキスパートであり、大動脈の血圧測定の新たな方法などの研究を長年行っている。

 「高血圧では、塩分を控えることに加え、内臓脂肪を減らすことも重要です。内臓脂肪を減らすことで、生活習慣病全体の予防にもなるため、相乗効果が期待できます」

 日本で肥満と定義されるのは、BMI(ボディマス指数=体重kg÷身長mの2乗)の値が「25」以上。家族歴がなく、BMIが「24」程度で高血圧という場合は、内臓脂肪が関与している可能性もあるという。そのため脂肪燃焼は欠かせない。

 食べずに体を動かせば、自然に内臓脂肪も減るが、リバウンドするとさらに事態は悪化する。

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