記事詳細

ワキガ、加齢臭…元凶もさまざまな体臭 健康状態と密接関係「生活習慣病の進行も」 (2/2ページ)

 ワキガの発症率は人種によって異なり、アフリカ系が100%、ヨーロッパ系が70~90%なのに対して、日本人は10~15%ほど。少数派だが、「悩んでいる人は多い」と五味院長。

 「ワキガは、遺伝的要素の影響が大きい“個性の臭い”。病気ではないし、本来悩む必要もない。それでも気になる人には、ボトックス治療や直視下手術法といった選択肢もあります。アポクリン腺は、肉眼で見えるイクラほどの大きさ。取り除いてしまえば、100%解消できる臭いです」

 一方、「皮脂腺」は、皮膚や毛髪を保護し、潤いを保つための皮脂を分泌する小さな分泌腺だ。ここから生じる体臭の典型が、中高年特有の“加齢臭”と呼ばれる。

 「臭いの元は、ノネナールという物質。皮脂腺の中のパルミトオレイン酸という脂肪酸と過酸化脂質が増加し、結びつくことによって、分解と酸化を繰り返す自動酸化によって臭いが生じます」

 元凶は、ストレスなどによって生じる活性酸素だ。

 「30~40代でノネナールが強い人は要注意。血管の中にコレステロールが溜まって、酸化するなど、生活習慣病が進行している可能性があります」

 体臭は、健康状態と密接に関係しているため、軽視してはいけないのだ。 (岸由利子)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース