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痛みに強い 注射も工夫!数多くある痛みの原因、症状に合わせ選べる治療法 JR東京総合病院麻酔科・痛みセンター (1/2ページ)

 長期間、痛みを抱える慢性疼痛(とうつう)の人は、国内で約2000万人と推計されている。腰痛、膝痛など、痛みの種類はいろいろだ。水痘(すいとう)ウイルスによる帯状疱疹(ほうしん)は、激しい痛みを伴う病気だが、発疹(ほっしん)が治まった後にも激痛が続く帯状疱疹後神経痛もある。そんなさまざまな痛みに対して最先端の医療を提供しているのが、JR東京総合病院麻酔科・痛みセンターだ。

 同病院では整形外科や脳神経内科、脳脊髄神経外科、精神科などの他科と連携しながら、症状に合わせた最適な痛み治療を行っている。

 「痛みの原因は数多くあるため、治療法の選択肢の多いことが当センターの特長です。神経ブロックは、生活習慣病などで血液をサラサラにする抗凝固薬を服用していると、出血を起こしやすくなります。そういった方々には、レーザーによる光線療法で痛みを取り除きます。光線療法は、ご高齢の方々に好評です」

 こう話す花岡一雄名誉院長は、痛み治療の第一人者で、国内の医療発展に貢献してきた。

 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)を含む難治性慢性疼痛には、オピオイド鎮痛薬などを用いた疼痛緩和治療を行い、また、神経ブロックやレーザー治療で効果のない場合の「脊髄神経電極埋め込み術」など、新たな治療の研究にも積極的に取り組む。そのため、痛みに苦しむ難症例の人が全国から受診している。

 「痛みの治療をするときに、注射針による痛みを与えないように、局所麻酔の『エムラクリーム』を活用するなど工夫をしています。当院の薬剤部では、『リドカイン軟膏』や『クロニジン軟膏』といった痛み止めを開発しているため、治療でも患者さんになるべく痛みを与えないようにしているのです」

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