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【司法書士 阿部亮のつぶやき世界一周】恐竜は同じ恒温動物だったのに…鳥類はナゼ絶滅しなかったのか

 図書館の生物学のコーナーで「ナゼ鳥類は隕石(いんせき)衝突による大量絶滅を乗り切れたのか?」の話を読んですごく面白かった。

 今から6550万年前、直径約10キロの隕石がユカタン半島に激突。恐竜をはじめとする陸上生物や植物、アンモナイトや海洋のプランクトンまで、地球上の生物種の75%が絶滅し、個体数の99%以上が死滅した。

 鳥類はティラノサウルスなどの2足歩行の獣脚類の仲間で、最新の研究では、獣脚類の多くには羽毛が生えていて、初期の羽毛の目的は、体温の維持やオスメス間のアピールのため。そしてそれらの一部は、当時既に羽毛を進化させて、飛ぶことができる鳥に進化していた。そこに隕石が衝突し鳥類以外の恐竜は絶滅。仲間の爬虫(はちゅう)類で生き残ったのはワニ、トカゲ、蛇、亀などほんの一部。

 過去は「鳥類は恒温動物のため、隕石衝突後の環境の激変をも乗り切った」説が有力だったが、それではワニなどの変温動物が絶滅しなかった理由が不明になる。さらに獣脚類の恐竜は、既に鳥と同じく恒温動物だったという説もあって、じゃあナゼ恐竜の中で唯一、鳥が生き残ったのかというと…。

 (1)隕石衝突時点で個体数が相当多く(2)食物をあまり必要としないサイズ=小型で(3)食物を探し・捕るための効率が良い=飛行できて(4)その後の環境激変に対応できた。なので、鳥もごく一部だけが生き延びた。

 その他の爬虫類や両生類や哺乳類も、生き残りの理由は、環境適応能力と、「強運」かどうかの違いなのだ。

 ■阿部亮 19歳で陸路を世界一周した高卒の法律家。司法書士法人新宿事務所の創業者。北海道札幌西高等学校卒業。卒業後、ミュージシャンを目指し18歳で上京。海外の音楽に触れ、誰も聴いたことがない音楽をつくりたいと19歳で陸路を世界一周する旅に出る。現在までに、ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に計10校の学校を建設している。

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