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症状も原因も様々な「多汗症」 中年以降に気になり出したら他の病気の可能性も (1/2ページ)

 普通の人より大量に汗をかき、不快に感じたり、日常生活に支障が出たりする「多汗症」。特に夏場は症状が強く出やすいが、「もともと汗っかき」と我慢している人は少なくない。困っていれば誰でも治療の対象になる。

 【汗腺が通年活発】

 多汗症には、全身に汗が増加する「全身性多汗症」と、体の一部に汗が増加する「局所多汗症」がある。後者は主に、頭、顔、手のひら、足の裏、脇の下などの部位だ。多汗症に詳しい「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」(東京)の藤本智子院長が説明する。

 「汗を出す汗腺は怠け者で、暑くない時期は10個中2~3個しか働かないので、初夏は体温調節が追いつかず熱中症になりやすい。しかし、多汗症の人は活発に働く汗腺の割合が多く、通年強く働いてしまうのです。なぜ、そうなるのかは分かっていません」

 病気などで二次的に起こる多汗症もあるが、原因不明は「原発性多汗症」と呼ばれ、体質によるものと考えられている。

 【スマホに水没マーク】

 体温調節をする「温熱性発汗」は冷房などで対応できるが、問題なのは緊張や集中で汗が増える「精神性発汗」だ。

 「支障が出やすいのは、美容師やマッサージ師などのお客さんと接触する仕事、営業や制服を着る店員などの接客業、精密機器を扱う仕事も汗で壊れてしまうケースがあります。手の多汗症では水没マークが出てしまうので、みなさん防水のスマホを使用しています」

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