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【安達純子 血圧を下げる新常識】肥満、高血糖、高血圧「魔のトライアングル」 睡眠時無呼吸症候群との合併多く「脳卒中」のリスク高まる (1/2ページ)

 太っていて血糖値が高めの2型糖尿病の人は、高血圧症にもなりやすいといわれる。肥満、高血糖、高血圧-魔のトライアングルの関わりとはなにか。

 メタボ治療のエキスパート、東京逓信病院内分泌・代謝内科の川村光信部長が説明する。

 「内臓に脂肪がたくさんたまると、血糖値をコントロールするインスリンというホルモンが、過剰に分泌されても血糖値は下がりにくくなります。これをインスリン抵抗性といいます。興味深いことに、この状態では、糖代謝に効果を発揮しにくいインスリンが、腎臓でのナトリウムの再吸収や、腸管からのコレステロール・中性脂肪の吸収を促します。結果として、血圧は上がり、脂質代謝異常をきたすのです」

 塩の主成分のナトリウムは、体内で一定に保たれる仕組みがあり、余分なナトリウムは体外に排出され、それでも血中濃度が上がれば、血液量を増やして薄められる。インスリン抵抗性になって、腎臓でのナトリウムの再吸収が促されると、当然のことながら血中の塩分濃度は上がる。それを薄めるために血流量が増えて血圧上昇につながり、血管壁に圧力がかかって血管の劣化も招く。

 「肥満の人が、当科の肥満症教育入院やメタボ教育入院をすると、3日間で2~3キロ体重は減少します。それは減塩により、体内の水分量が減ったことによるのです」

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