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「サイバーナイフ」で脳腫瘍や体幹のがん退治 日本赤十字社医療センター サイバーナイフセンター長・佐藤健吾さん (2/2ページ)

 がんの病期に関係なく、早期から進行がんまで、さらにはがん性疼痛を取ることを目的とした緩和治療にも利用できる。前立腺や肝臓への照射の際は、純金の小さなボールを照射部位に埋め込み、それを目安に照射することで、精度の高い治療を実現する。

 とはいえ、適応外の症例もある。

 「消化管のがんや、バラバラっと散らばるように転移したがんには向いていない。メリットとデメリットをきちんと理解してもらうため、初診には1時間の枠を取って、丁寧に説明するようにしています」

 脳と体幹の腫瘍に対して、痛くもかゆくもない治療で戦いを挑む-。そんな佐藤医師の挑戦は続く。(長田昭二)

 ■佐藤健吾(さとう・けんご) 1955年、岡山県生まれ。80年、浜松医科歯科大学を卒業し、同大脳神経外科入局。93年より岡山旭東病院に勤務し、2000年からサイバーナイフによる治療を開始。05年、新緑脳神経外科横浜サイバーナイフセンター院長。10年より現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。医学博士。趣味はランニング(100キロマラソンも完走)とサッカー(JUFA関東大学サッカー連盟マッチコミッショナー、マッチドクター)

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